<ジャンプスーパーコミックス版>☆5つ
「はるかなる朝」「葬送船団」「鋼鉄のクイーン」「荒野への脱出」「水のアマゾネス」「カルネアデス計画」「ホワイト・アウト」「遠い呼び声」
手塚賞を受賞した表題作「はるかなる朝」は、シベリアに残る“ツングース巨大隕石跡”の謎に、アトランティス伝説を絡めた傑作SFです。だがあくまで中心にあるのは人間ドラマ。人が人を思う心…それをきっちりと描いているのが星野作品の素晴らしさだと思います。
「ホワイトアウト」は南極探検に出発したスコット隊が、その帰途で不可思議な現象に遭遇するという作品で、イマジネーションあふれるラスト素晴らしい。「遠い呼び声」はラブストーリーとSFが完璧に融合した傑作。「葬送船団」「鋼鉄のクイーン」「荒野への脱出」「カルネアデス計画」の4編はいずれも初期の代表作で、既に非凡な才能を感じさせるものばかりです。
<文庫版>☆5つ
「はるかなる朝」「荒野への脱出」「落雷」「水のアマゾネス」「ホワイトアウト」「イワン・デジャヴュの一日」「アリス」「冬の帝王(単行本初収録作品)」
JS版から「葬送船団」「鋼鉄のクイーン」「カルネアデス計画」「遠い呼び声」が省かれ、「落雷」「イワン・デジャビュの一日」「アリス」「冬の帝王」が追加されている。半分が入れ替わってるので、ほぼ別の作品集と考えて下さい。「落雷」は「四次元の爆撃機」を改題したもの。広島への原爆投下の罪と罰を問うSFで、驚異的なアイデアの傑作。統一感がなくJS版よりは落ちるけど、「落雷」が読めるので☆は5つです。