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5つ星のうち 5.0
播磨に陰陽師の跡を求めて,
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レビュー対象商品: はりま陰陽師紀行 (のじぎく文庫) (単行本)
1988年9月に結成された姫路市の「播磨学研究所」が開催した2005年度の播磨学特別講座「陰陽師のふるさと播磨」で使われた講義録を再編集したものだそうです。陰陽師を現代で流行らせた 張本人、作家の夢枕獏を初め関西の大学の先生方7人と講談師旭堂南海の話しが入っています。最初の夢枕獏の講義では五芒星のルーツと本来の意味、3本足のカラスの話、中国雲南省と古代日本の弥生文化との関係など、中国現地まで行き、そこで分かった話があり、内容は新鮮です。また田中久夫の講義の中で、播磨に陰陽師達が集まって来た理由として、播磨の佐用町が天体観測に適した土地であったことが言われています。成る程と思いました。木場明志に依ると、日本の暦は貞観4年、864年以後823年間も改暦されず、最新の造暦計算法も中国から輸入されなかつ たので、暦と実際の太陽の動きとが差が広がっていってしまったこと。それを陰陽師の賀茂家が口 伝で補い、彼等の寡占につながったそうです。これは今後もっと調べる価値のある領域のような気 がします。講義の合間に挟まれている旭堂南海の郷土史的な播磨の陰陽師関係遺蹟の紹介も楽しく、娯楽的な読み物として気楽に読めます。
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