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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
幕引きが秀逸,
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レビュー対象商品: はつ恋 (新潮文庫) (文庫)
「これが恋なのだ、これが情熱というものなのだ、これが身も心も捧げ尽くすということなのだ」(本文より)恋も愛も、古今東西、人それぞれに多種多様で、多くの物語が語られきているが、なぜか初恋はみんな似たような雰囲気を持っている。 この物語に語られたような経験、もしくはそれに似た想いを抱いている人は多いのではないかと思う。 思うに、この作品が初恋の古典といわれる所以は、恋をしている最中よりもむしろ、幕の締め方にある気がする。 主人公の想いは叶わず、ジナイーダと父もそれぞれ想いを果たしたわけでもなく、いわゆるハッピーエンドにはならない。 それでも彼らは死の淵をまたいで、ともに主人公の前から消えてしまった。 二人が一緒に死んだわけではないけれど、二人とも向こうに行ってしまって、自分はまだこちらに残っている。 この、徹底的に取り残されてしまったような切なさが、初恋の哀愁と重みを増している。 主人公は、二人の恋の間では脇役でしかなかった。 残された人間だけが、いつだって悲しい。 ばりばりの古典なのに、あまりそうは思わせない。 ロシアの庭のように、静かな哀愁が美しい作品。
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
恋している人にオススメ,
レビュー対象商品: はつ恋 (新潮文庫) (文庫)
恋をすると不安になるものです。この人は自分のことを好きなんだろうかそれともきらいなんだろうかとその人の一挙一動のすべてにそういいう自分に対するメッセージを探してしまいます。私は今恋をしているので、登場人物のそんな不安な心の動きにとても共感できました。ツルゲーネフが描く登場人物の恋する心の動きを、そうそう、そういうのわかるわかる、って感じで読み進みました。恋している人にオススメの本です。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
切なく、悲しい恋,
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レビュー対象商品: はつ恋 (新潮文庫) (文庫)
恋愛小説は、バカにされるジャンルですが、なかには傑作があります。 この作品が、まさにそうです。 読んでいるうちに、切なくなってしまいました。 恋する人は、必読かと思います。
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