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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
通称「ゆでめん」,
By いっこ (三重県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: はっぴいえんど (CD)
通称「ゆでめん」と言われているアルバムです。何のことはない、ジャケットに描かれているイラストの店の看板が「ゆでめん」だから。はっぴいえんどは、この「はっぴいえんど」「風街ろまん」「HAPPY END」と3枚のアルバムを残し解散してしまいましたが、この通称「ゆでめん」は、「はっぴいえんど」と言う日本語で唄うロックバンドの登場、それも、並の言葉ではなく、非常に水準の高い表現の日本語、美しい日本語で唄われる全くの和製オリジナルロックバンドの出現として、海外のロックに向けられていた目を、日本にもこんなバンドがいたんだ・・と振返えさせるのに充分な力があり、マニアの間でも、かなりの評価を得た物でした。笑っちゃうのですが、このアルバムの帯に当時「日本語のロック誕生!」とあるんです。きっと、今の4人が見たら、爆笑ものですね。 ファンキーな「春よ来い」ブルースの雰囲気「かくれんぼ」、過激な歌詞「飛べない空」、親しみやすいメロディラインの「十二月の雨の日」、泣きたくなるほど美しく、優しい「朝」、ロックバンドはっぴいの本領発揮とも言える「いらいら」等。どの曲も、他に無い個性溢れるものです。そして、ライナーノートの最後に書かれた順不同の今で言う「スペシャルサンクス」の面々は、「はっぴいえんどの根源見たり」の感があり、其の頃、まるではっぴいの秘密を知ったような、ファンにはたまらないものがありました。 今や幻のロックバンドとしての神話が先走った感のある「はっぴいえんど」ですが、確かにあの時代、同じ空気を吸い、同じ「時代」を生きてきたのだと、熱狂的ファンを自負する者には、この復刻盤はたまらなく嬉しい一枚です。そして、今や和製ロックバンドが乱立する中、和製ロックで育った人達も、充分、充実感、聞いて良かった・・を味わえる一枚だといえるでしょう。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
力強いデビューアルバム,
By 谷村計介 (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: はっぴいえんど (CD)
はっぴいえんどのオリジナルアルバムは三枚ありますが、どれが最高傑作かといわれると非常に好みが分かれると思います。なぜなら、世間で名盤と名高い風街ろまんにはない魅力がこのデビューアルバムにはあるからだと思います。もちろんデビューアルバムとしての力強さも魅力のひとつですが、まだ完成されていないはっぴいえんどの実験精神もこのアルバムに含まれて、非常に聞くものを魅了させるのです。 風街ろまんしか持っていない人にもこれからはっぴいえんどを聞く人にもこのアルバムをお勧めします。聞けば聞くほど味が出てくるでしょう。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
キロクとキオク,
By
レビュー対象商品: はっぴいえんど (CD)
僕は2nd「風街ろまん」の統一感が好きだった。だが、その全ての始まりはこのアルバムにあると思う。 どこかへ忘れ去られつつある昭和の風景が、このアルバムには色褪せることなく記録(レコード)されている。それは僕たちが忘れてはいけない記憶(メモリー)でもあるのではないだろうか。懐かしく感じる音の中にも、決して色褪せず今なお革新的なメロディは、きっと僕たちの心に残るはずだ。 僕は「風街」のレヴューに“夕立前の曇った風景を思わせる…”と書いたが、この1stは“冬の風景”を思わせる。そう、冬に咲く椿の花のように「見た者の心に、色鮮やかに映し出される」そんなアルバムなのである。
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