はやい あさです。ぼくは はっぴぃさんに あいにいきます。
でも はっぴぃさんには まだ あったことがありません。
はっぴぃさんは、山の上の大きな石の上に時々来て、困ったことや願いごとを聞いてくれるのだという。そしてまた、もうひとりの少女も、はっぴぃさんに会いに出かけていく。
どこかの国の民族衣装を身につけた少年と少女。瓦礫(がれき)が落ち、戦車が行き交う街を抜けて、2人が山で願うことはとても可愛らしいものだ。のろのろの少年は、のろのろじゃなくなるように。あわてんぼうの少女は、あわてなくなるように。
豊かな色彩と手書きの文字が暖かい印象を残し、欠点は見方を変えれば長所になるということを教えてくれる本書は、子どもだけでなく大人の心もほんわりとさせてくれる絵本である。(小山由絵)
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33 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
素晴らしい!,
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レビュー対象商品: はっぴぃさん (大型本)
とても素晴らしい絵本です。色々とこの絵本を説明する言葉を捜したのですが、単純に”素晴らしい”という言葉以上のものが見つかりませんでした。自分のことを受け止めて認めてくれる人に出会えることは、人の気持ちをやさしくする。こんな単純なことが”はっぴぃ”の要素なんだと思いました。 「のろのろはていねい。」「あわてんぼうはいっしょうけんめい」 こんな優しい言葉が世界に満ち溢れたら、世界はきっと”はっぴぃ”で満たされるのでしょう。 銀色のページ(表紙と裏表紙の見返り部分のページ)に戦争の風景があったり、子供たちが歩いて山に向かう途中の描写が争いの世界が背景になっていることろは、認め合うことをや尊重しあう世界の対極にある風景を,あえて書いたのかもしれないと思いました。 認め合う、尊重し合う世界の反対側に闘いの世界があるのでは。。。 ぼくもこの”はっぴぃさん”を読んで考えました。 暖かい季節であれば、気持ちのいい風が吹いてくるようなところ たとえば木陰とかで、寒い季節であれば、暖炉の前やコタツに入りながら、暖かい飲み物と一緒にゆっくりとページをめくって読むのが気持ちいいと思います。 自分のそばに置いて、なんども繰り返し読みたい絵本を1冊、見つけることができたと思います。
22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
深いです,
By yagi. "yagi." (東京都練馬区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: はっぴぃさん (大型本)
「人を認め、人に認められる」ことの重要さを描いたすばらしい絵本です。また、ところどころに戦車や廃墟などが描かれており、戦争の悲惨さも描いています。本文には戦争に関する文がほとんどありませんが、それは子供が「なぜこの電柱が折れているの?」など親に自発的に聞き、親が直接自分の子供に戦争の怖さを教えてあげてほしいという作者の意図があるそうです。 子供だけでなく大人もいろいろと考えさせられるこの絵本。読んで損はないと思います。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
奥が深い...,
By ちえママ (イギリス) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: はっぴぃさん (大型本)
三歳半の息子のために購入しました。話自体は、あわてんぽうの’わたし’と、のろのろの’ぼく’が願い事を聞いてもらうためにはっぴいさんに会いに山の頂上まで行く...というもので、割とほんわか、分かりやすいので、息子もとても気に入って読んでいます。しかし、大人の私にはとても奥が深い。どうやら’わたし’の住んでいる町は戦争中、’ぼく’の町(というか村?)は貧しそう。’はっぴいさん’は結局最後まで出てこないけど、そんな生活のなかにいる二人にとってまさに’はっぴいさん’は希望そのものなのでしょう。希望があるから極限のつらさを乗り切れる、希望があるうちはがんばれる。つかの間笑いあってまたそれぞれの家に帰っていく二人、どんな生活が待ってるのかはもう想像するしかないけれど、こんなに考えさせられた絵本に初めて出会いました。大人も子供もそれぞれ、浅くも深くも楽しめる本だと思います。
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