マンガと文章、やや畑違いとは言え、流石にプロの作家の著した物、その表現力はさすがです。
原爆投下後数日の話は、読んでいて本当に気持ち悪くなりました。いい歳コイて。原爆写真集も、とっくに何冊も見ているのに。
もちろんそれが著者の意図する所で、原爆の恐怖を、原爆を知らない人々に伝える事が、彼のライフワークなのであります。
少年少女にトラウマを植え付けたいそうです(私も小学校の図書室でゲンを読みましたorz)。
原爆のゲの字もイヤだ!って人が増えればなるほど、核兵器は減るかもしれません。
著者の思想はかなり左傾化していますが(本書内でも天皇くたばれ!とか、言っています)、あの惨状を体験したなら、無理は無いな、と・・・・・・。
いや、恐らく、私の想像できる「あの惨状」より、何千何万倍もの地獄だったのでしょうね。広島は。
その半生を原爆と、その負の遺産と向き合って過ごし、死んでいった、お母さん。
本当にお疲れ様でした。
「はだしのゲン」などと言う凄まじい作品を、少年ジャンプと言う雑誌に掲載した、当時の編集部。
よくやりました。原爆のなんたるかをこの世に知らしめました。
はだしのゲンは恐らく今後何百年も読まれ続けていくマンガでしょう。
私の様にゲンを読んでトラウマを背負って大人になった皆さん。
今は右翼か左翼か中道か、はたまたクリスチャンかアーレフか。
立場に関わらず、一度本書を手にとって貰いたいと思います。
私はさしあたって反原発運動からちょっとだけ頑張って行きます・・・