十数年、この漫画を読み続けてきました。
一歩の数多の試合に一喜一憂し、その成長ぶりを一読者として見守り続け、唐澤戦に至っては「よくぞここまで…」と感慨にふけったものです。
ところが。
最近の一歩のえも言われぬグダグダ感。「一体どうしちゃったの?」と言わずにはいられない。
何がいけないかって、痴呆か?と思わせるほどに試合前の情報や練習内容を度忘れする選手とセコンド。
全くキャリアを活かさず殴られ続ける選手と、ノープランでアドバイスさえできない名伯楽(笑)とのコンビに苛立ちさえ覚えます。
これでは相手の強さが引き立つどころか、一歩が剛腕と体力だけが頼りの成長しないボクサーにしか見えないし、勝っても説得力が無く、ただ単にラッキーだったとしか思えないですよ。
いや、ナショナルチャンピオンとの連戦ですし、苦戦するのは当たり前だし構わないんです。
ただ、苦戦する理由が選手とセコンドのマヌケぶりからくるものでは、どうにも納得できないんです。
試合描写も以前のような密度の濃さは感じられず、「この回は読まなくても大丈夫」という週が多くなりました。
試合の流れ自体ここ数試合はワンパターンで、こんな引き延ばしを見せられるくらいなら、武戦後に予定通り宮田と戦ってスッキリ終わっていて欲しかったな、とつくづく感じます。
長年読み続けてきた好と挽回への期待を込めて星3つと甘めの評価にしましたが、『史上最高のスポーツ漫画』であると信じて疑わなかった作品のこの劣化ぶりは本当に悲しいです。
ジョージ先生、僕らはイライラしたいんじゃなくて、ドキドキワクワクしたいんですよ…。