Ruby on Rails 2に関する本が少ない現状では、Version 2対応ということで役に立ちます。
しかし、論理展開を正確に追っていくことが難しい本です。
既にRails 1を知っている自分が読んでも苦労しますから、
初心者にとっては、どうしてそうなるの?というような論理的飛躍に苦しみそうです。
「とにかくこうすればできているから」といったようにある事例についてのみ説明する形で、
全体を面として捉えるような論理性がありません。
Railsの持つ広範かつ用意周到なすばらしさを学ぶには、別の本に頼った方がよいでしょう。
MVC, DRY, CoCなど重要な概念ですが、本書ではこういった部分も欠落しています。
それでも本書の価値をあえて考えてみると、
中高生などが勉強のために一つのサンプルを作ってみるといったケースでは、
なんとなくものができあがっていくので、自分にも作れたという満足感が得られて良いかもしれません。
雰囲気を掴む程度の目的に本書は向いていると思われます。
星1つが適当かとも思いましたが、なんとか良いところを見て星2つくらい。