本のレイアウトや図は大変キレイに整っていて読んでいて苦になりません。
文章もわかりやすいです。
『はじめての・・・』というタイトルの本ですので、本当に初めてMaxを扱う方向けですが、
著者のプロフィールを検索してみると、著名な『作曲家、即興演奏家』しかもあの高柳昌行氏に
師事していたということだったので、音楽よりの内容かと期待しましたが、
音に関することはごくごくわずかな情報が明記されているのみで、
殆どが映像に関連する内容という印象を受けました。
チャプターは全部で5つあるのですが、1−4までがMax/MSP/Jitterの機能的な内容で、実際に触りながら
読み進む内容がわずかにチャプター4と、9割の内容が映像に関するチャプター5に分かれてます。
例えるならば、1−4は英語の単語のみの学習で、5に例文が明記されているような・・・
単語も大事ですが、例文を交えながら単語を勉強しないと効率的ではないのではと感じられました。
人それぞれに学習方法はあると思います。自分で疑問を持ち調べることは大切なプロセスです。
しかしMaxに膨大で使いやすいリファレンスがあるからと言って、いちいちそちらを参照して欲しい
と明記されていると、わざわざこの本を購入した意味がないのではないかとも思ってしまいます。
本の作りは本当に素晴らしかったので、内容にはがっかりしました。
ぜひ次回Maxの本を書かれる時には、音楽の内容もしっかりと書いていただきたいと思いました。
Maxを本当に初めてさわる方にはお勧めします。さらっと読み進み他の本や情報を
読むための『はじめ』のステップには丁度良いかと思います。