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はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)
 
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はじめての言語ゲーム (講談社現代新書) [新書]

橋爪大三郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

もっともわかりやすいヴィトゲンシュタイン入門書。
世界のあらゆるふるまいを説明しつくそうとしたヴィトゲンシュタインの言語ゲーム論はいかに生まれ、どんな思想か?
18万部を超える『はじめての構造主義』著者による、きわめて平易な哲学入門です。

内容(「BOOK」データベースより)

世界のあらゆるふるまいを説明しつくそうとしたヴィトゲンシュタインの言語ゲーム論は、いかに生まれ、どんな思想なのか?きわめて平易で刺激的な哲学入門。

登録情報

  • 新書: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/7/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062880040
  • ISBN-13: 978-4062880046
  • 発売日: 2009/7/17
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
言語ゲームとは、「規則(ルール)に従った人々のふるまい」とあり、ルールによって対応付けられているのが「価値・意味」であるという。
 論証したところ、この場合の「意味」とは「共有しうるもの」であった。共有しうるもの=意味であり、意味があるのならば対応づけ、即ちルールがあり、ルールと言語ゲームとはコインの表裏の関係にある。つまり、言語ゲームには必ず意味が内包されている。
 分析のモデルとして、非常に優れていて驚愕した。

 歴史とは言語ゲームの蓄積であるという。
 つまり、この本はウィトゲンシュタインの言語ゲームの蓄積(ウィトゲンシュタインの人生)を洗うことによって、ウィトゲンシュタイン本人を分析している。

 また自閉症の記述としてみても面白い。
 「論考」の写像理論とは、世界と自己とが1対1対応であるということ。即ち独我論。「自閉」である。
 「この私だけが」世界に意味づけ可能ならば、私だけの言語(私的言語)が出来上がる。私だけにしか理解しようの無い言語。
 「共有しうるもの」が意味ならば、私的言語は「意味」を持ち得ない。
 これは、自閉症の言語認識障害とリンクする。
 また、世界と自己が写像対応ならば、他者(世界)を自己と切り離して認識することが困難である。世界をそのまま自分へ写し取る。
 これは、自閉症特有の「逆転バイバイ」「オウム返し(ecolalia)」とリンクする。
 (講談社現代新書、熊谷高幸著「自閉症からのメッセージ」などを参照すると、共通点を認識しやすくなると思う。)

 前期の自閉的自己から、後期の言語ゲームという共同主体的自己へと、即ち「エイリアン」から人間へとウィトゲンシュタインは到達する。

 自閉という系(システム)の中から、「みんな」に「主張」された価値、即ち、ルールが「クワスやグルー」。
 だから「理解」ではなく「主張」なわけだ。
 
 「共有できるもの」が意味ならば、自分自身(自閉)への意味付けは無意味だ。
 自己愛も自己卑下も無意味。

 それよりも、みんなの振舞い、存在に感謝し、みんなで価値・意味を創造していこう、という思想にまで拡張できる。

 
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
これは建設的な批判ではなく、個人的な嗜好の表明なのだが、僕は、橋爪の文章があまり好きではない。(思想のことではなく、あくまで文体のことだ)

でも、著者は、僕の大きな関心でもある、社会の本源的な事象について探究を重ねてきた、著名な理論社会学者だから、ずっと気になる存在ではあった。

これは、大学の学部生向けの講義録のようなものだ。高校生でも読めるだろう。ただ、議論がかなり粗雑であり、深みに欠ける印象は拭えない。

ただ、著者の、ウィトゲンシュタインへの、少年のような憧憬は、ぐいぐいと伝わってきた。ウィトゲンシュタインの来歴についても、著者は心からそれを愉しみながら丁寧に記述している。執筆している著者自身が半ば「知的興奮」に酔いながら書いているのには、好感がもてた。

なお、同じ講談社現代新書から出ている、鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』は、ウィトゲンシュタインの思想を辿る名著の1つだとのことです。本書の中でも紹介されています。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
言葉はなぜ通じるのか? 皆が言語ゲームをしているから。
世の中にはなぜ意味や価値があるか? それも,皆が言語ゲームをしているから。
はじめての我々には,十分な内容をわかり易く説明している本です。
興味深く読めるように,ヴィトゲンシュタインの生立ちや生涯,それに言語ゲームで解説する本居宜長の思想や仏教,
といった応用問題までついていて,入門者には非常に良く出来た内容だと思います。 
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世界を奇跡として見る経験
「言語ゲーム」とは哲学者ヴィトゲンシュタイン(一八八九〜一九五一年)が提案した新しい考え方のこと。後期の主著『哲学探究』が一九五三年に遺稿として出版されてから広く... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: Mingus
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投稿日: 23か月前 投稿者: 多忙な暇人
これ以上ない入門書かと
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投稿日: 2009/12/10 投稿者: チャックモール
後半に納得!
ヴィトゲンシュタインの[言語ゲーム]をわかりやすく説明するだけでなく、現代社会への疑問解決の手かがりとなるような記述が印象的だった。まさに、¨憂国¨の人には納得の... 続きを読む
投稿日: 2009/12/8 投稿者: 後半記述に納得
入門書としてはどうかと……
著者である橋爪大三郎氏が社会学者であるからなのかは知りませんが、ウィトゲンシュタイン哲学の入門書としての機能をじゅうぶんにはたしているとは言い難いと思われます。ま... 続きを読む
投稿日: 2009/11/15 投稿者: ラーフラ
後半は要らない。
ウィトゲンシュタインの本――ではない。
言語ゲームの本。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/2 投稿者: ぐすまるきし
読みやすい
まず評価すべきことは読みやすいということ。またウィトゲンシュタインについて興味を持たせてくれること。この2点に関してはなかなかのものだと思う。間違いがあっても興味... 続きを読む
投稿日: 2009/9/23 投稿者: kemmaarch
言語ゲーム、あきらめる前にこの1冊☆
本書は、社会学を専門とし、

東京工業大学教授である著者が、

ドイツの哲学者ウィトゲンシュタインと... 続きを読む
投稿日: 2009/9/1 投稿者: ☆juri+cari☆
ハシヅメンシュタインによる換骨奪胎は成功しているのか
珍しい横書き。しかし、数式の表記や原文からの引用もあるので、読みやすさという点でこの体裁は悪くない。著者の代表作「はじめての構造主義」にも似た軽妙な筆致でウィトゲ... 続きを読む
投稿日: 2009/8/21 投稿者: ori_pupa
数々の間違い
ウィトゲンシュタインの思想について簡単な概説書というのは、今のところ見つけることができない。新書ではウィトゲンシュタイン入門... 続きを読む
投稿日: 2009/8/12 投稿者: 中島 文寛
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