著者は元裁判官から当たり前なのだろうが、裁判傍聴に関して傍聴をしたくても躊躇している人にとっては裁判所というところの敷居が下がるとおもう。
後半にも説明があるが、三権分立のなかで一番身近なのが裁判所だと。
筆者もそのような考えから裁判所の門をくぐった経験がある。
最初は名古屋の地裁での傍聴だったが、次第に地元の地裁支部で行われる微罪裁判に興味がわくようになった。
とにかく地元の裁判は機会があれば一度は傍聴したほうがいいだろう。
裁判員制度よりも国民の司法参加(監視)になるからだ。
詐欺、窃盗、道交法違反などの微罪はほとんどが傍聴者ゼロで行われることが多い。
公開原則には違反していないが、裁判官、検察官、弁護士(弁護士はたまに違う場合があるが)がいつも同じと言うことがほとんどだからだ。
こうなるとどんな事件でも慣れ合いのうちに結審してしまう。
刑事裁判であるなら被告人の人権が守られていることを願いたいが、傍聴人が一人いるだけでも法廷に緊張感が生まれるからだ。
いつも傍聴していると地元の弁護士と仲良くなったり、検察官と顔見知りになったりたまに裁判官が私服で裁判所内を歩いていることがある。
筆者の経験では地元のスーパーで裁判官を見かけたこともあった。
本書を読んでもっと裁判が身近になればとおもう。
子どもが中学生くらいなら長期の休みを利用して親子で傍聴してみるのもいいだろう。