「清楚」という言葉を辞書で引くと、「清らかでさっぱりとした様子」と出ていた。
なぜこのような話を始めたかと言うと、これまでにリリースされた真野恵里菜の作品を観たり聴いたりする度に、その「清楚」という言葉が思い浮かぶからである。そして、メジャー2作目となる本作でも、それが当てはまる。
「はじめての経験」は、夏をイメージしたアップテンポな曲で、イントロの軽快なピアノに続き「夏」という単語を繰り返す辺りが、聴き手の印象に残るパートでもある。「ナキムシ・ヨワムシ」は、意外や意外。BUONO!の「ロッタラ ロッタラ」を思わせる、70年代的で古風なギターリフが特徴の、コミカルな曲。真野氏の新たな一面だ。
本作も含め、真野恵里菜の楽曲に共通しているのは透明感である。これは、曲調や歌詞に起因する物ではなく、やはり気品に溢れて水晶のように輝く、真野恵里菜という歌手を通して楽曲に吹き込まれた要素であり、それが真野氏の作品の核となっていると思う。Hello!Projectの神話を作り上げる1人、真野恵里菜の物語はまだ始まったばかりなのである・・・。