本書に限らず有斐閣アルマ全般に言えることだが、「解説が簡潔かつ分かり易い」「直近の時事的トピックが反映されている」「トピックの網羅性が高い」などの配慮がなされている。また、本書は元厚生官僚の大学教授らが手がけているだけあって、当該分野における改正動向および統計数値の正確さは折り紙付き。とりわけ、医療・年金制度改正が相次いでいる2005年以降は毎年改訂を施しているほど。体系的な入門書としてのファーストチョイスに最適。
なお今回の第7版では、保険法の改正を受けて民間保険に関する記述が主に手当てされている。公的医療・年金制度を重視する前版所有者が敢えて買い替えに走る必然性は薄い。