まさにタイトルの通り、初心者向けの入門書です。難しい論理抜きで すぐに占いをやってみたい人には良いと思います。しかし、既にタロットの知識を身につけた方には物足りなく感じるでしょう。☆3つにしたのは入門書の割りにリーディングの実例が多く、多少参考になりますが、結果を判断する説明がそれほど詳しいわけではありませんから。なぜ占いの結果をそう判断したのかまだ良く分からないところがいくつか有りました。たとえ、絵画のインスピレーションでも一層具体的に説明して頂ければ、中級〜上級者にとっても良い参考書になるのではないかと思います。
あと、カードの解説はライダー版の大アルカナ22枚のみで、このような簡単な説明や占い方だけですと、現在数多く市販されているオリジナルタロット(同じ大アルカナ22枚のみ)などに比べて、大した差異ないと感じがして否めません。せっかくライダー版を扱うからにはなぜこのような絵柄が描かれているのかもう少し詳しく説明して欲しかったです。もしライダー版にこだわらず、難しい理論抜きで占いできる本が欲しいなら、個人的に鏡リュウジ氏『はじめてのタロット』をオススメします。こちらは説明も分かりやすいですし、占いの面でもインスピレーションで状況を判断しやすいです。ちなみに、既に大アルカナ22枚の解説本をお持ちの方でしたら、この本の続編となる『続はじめての人のためのらくらくタロット入門』をオススメします。人物カードを含む小アルカナの説明が中心ですので、枚数が多くなかなか覚えられない小アルカナの良い参考書だと思います。 今後も藤森先生に良いテキストを期待しています。