この本の内容を一言で言ってしまうと、上流工程に携わるにあたり「プロ」としての意識をどのように持つべきかというものです。その他に投資価値の考え方や、デルファイ法、FP法などの見積もり技法の簡単な説明もあるので、上流工程で必要となる知識はどういったものかを知りたい方にもお勧めかと思います。
既存の書物の書き写しではなく、筆者の経験を基に筆者の考えを自分の言葉で書かれているので、分かり易く、またとても読み易かったです。内閣府CIO補佐官も経験されていることだけあって、説得力もあります。
コンサルティングという立場におられる方や、コンサルティングを目指している方はもちろん、SEという立場の方にも一度は読んでいただきたいと感じました。
不満を挙げるとすると、顧客との間の用語の定義の重要性が記されていなかったことでしょうか。しかし、それでも評価は星5つです。