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はじめてのインド哲学 (講談社現代新書)
 
 

はじめてのインド哲学 (講談社現代新書) [新書]

立川 武蔵
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 756 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

自己と全宇宙の合一をめざし、3000年の「聖なる」思索を重ねたインド。壮大にして精緻な精神のドラマを、一巻に凝縮する。

自己が宇宙と合一する――インド精神が一貫して求めたものは、自己と宇宙(世界)との同一性の体験であった。世界を超越する創造神を認めないインドの人々が求めた「神」は、世界に内在する神、あるいは世界という神であった。一方、インドは自己に許された分際というものを知らなかった。つまり、自己は限りなく「大きく」なり、「聖化」され、宇宙(世界)と同一と考えられた。もっとも、宇宙との同一性をかちとるために、自己は時として「死」んだり、「無」となる必要はあった。しかし、そのことによって自己はその存在の重みをますます増したのである。自己も宇宙も神であり、「聖なるもの」である。自己と宇宙の外には何も存在せず、宇宙が自らに対して「聖なるもの」としての価値を与える、すなわち「聖化する」のだということを、何としても証したいという努力の過程が、インド哲学の歴史にほかならないのである。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

自己と全宇宙との合一をめざし、3000年の「聖なる」思索を重ねたインド。壮大にして精緻な精神のドラマを、1巻に凝縮する。

登録情報

  • 新書: 226ページ
  • 出版社: 講談社 (1992/11/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061491237
  • ISBN-13: 978-4061491236
  • 発売日: 1992/11/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 86,976位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
難しいです 2010/3/2
By チタ
形式:新書
立川先生がプロローグでおっしゃっているように、この本はいわゆる「インド哲学史概論」ではなく、「自己と宇宙の同一性の経験」を中心軸としてインド精神史を追いつつ、その現実的意味を探るのを目的とされているそうです。
ただ、私が馬鹿だということもあろうが、この本は難しい。

間違えても、「はじめて」の文言と新書サイズであることに釣られてはならない。
やはり「はじめて」インド哲学に接するのであれば、宮元啓一先生の「シリーズ・インド哲学への招待」からが入りやすいのではないかと思う。

ただ、難しい=悪書ではないのは言うまでもないので、インド哲学にもう少し通ずることができるようになれば、立川先生のこの書の価値も分る日が来るかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ヴィシュヌ'A 2011/10/2
By とら
形式:新書
インド哲学は抽象的過ぎて分かりにくい本が多い中で立川先生の本書は優れた名著です。
自己と宇宙の対話にポイントをおいている所が素晴らしい。インド哲学・仏教学に関心のある方は読むべきです。あくまでも基本に忠実に書かれています。これから湯田豊氏の著書やシャンカラ、竜樹、クリシュナムルティなど幅広く豊かな世界を繰り広げるインド思想に接せられることをお勧めします。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
冒頭の言葉が魅力的に思えた:

    「自己と宇宙の同一性の経験」を中心軸としてインド精神史を追いつつ、

     そのテーマが、わたしにおいてどのような現実的意味をもつのかをさぐる

ブラフマンに加えて、アートマンが見いだされた意味、サーンキャ学派・ヴァイシェーシカ学派・

ヴェーダーンタ学派の基礎部分が解説されている。そしてそれらは時代と共に変化・発展していく。

この本を読みながら、ナーガールジュナ(竜樹)とシャンカラを少しかじったのも理解の助けになった。

私も、インド哲学全体のあらましを知るのに良い本だと思う。

個人的には、哲学とは形而上学的なものを含む学問だと思っているが、

インド哲学は常に「世界の形成と構造に関するより精緻な理論」を求められてきたようだ。

説明しようとすること、それにより安心しようとすること、理論を作って安心しようとすることは

人間の根本的な欲望というか、サガであるらしい。この本を読んで大いにそう思った。

(しかし、細かく分けすぎ、やりすぎのように思う。やりすぎは常に危険である。)

(科学ではようやく、ほとんどの銀河の中心に巨大ブラックホールがあることを突きとめた段階である。)

もしできることならば、インド哲学は個と世界および個と個の関係にはほとんど関心がないこと、

すなわち世界観、社会観が欠落していることを言っておいてほしかった。冒頭で述べられた趣旨から

すると、やむを得ないのだが。

環境問題等は、お金で何でも買える主義、つまり資本主義のみでは解決できない。

哲学・ポリシーが欠落している人が多い昨今、社会観を含んだ新しい哲学が求められているのでは

ないだろうか?

要は、知識を得ることが目的ではなく、自分の頭で考え、踏み出すことが重要なのだから。

この本を読んであなたは、哲学についてどんな一歩を踏み出すだろうか?
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