立川先生がプロローグでおっしゃっているように、この本はいわゆる「インド哲学史概論」ではなく、「自己と宇宙の同一性の経験」を中心軸としてインド精神史を追いつつ、その現実的意味を探るのを目的とされているそうです。
ただ、私が馬鹿だということもあろうが、この本は難しい。
間違えても、「はじめて」の文言と新書サイズであることに釣られてはならない。
やはり「はじめて」インド哲学に接するのであれば、宮元啓一先生の「シリーズ・インド哲学への招待」からが入りやすいのではないかと思う。
ただ、難しい=悪書ではないのは言うまでもないので、インド哲学にもう少し通ずることができるようになれば、立川先生のこの書の価値も分る日が来るかもしれない。