杉原美由樹さんの「はじめてさんの水彩色鉛筆」シリーズ3作目
今回は、室内にある物を描くための本です。
「はじめてさんの・・・」というタイトルどおり
色鉛筆の削り方や持ち方から始まっています。
初心者用の入門書かと思いきや
実にいろいろなテクニックが、それも具体的に紹介されており
ここに載っている技法を覚えれば、かなりの上級者になれそうです。
紹介されているテクニックも、本当に分かりやすい説明で
「これなら私でも描けるぞ」
と思えます。
しかも、筆使いの「良い例」と「悪い例」が比較して書かれていたり
失敗時の修正方法も載っていたり、ここまで詳しい記載がなされている本は
おそらく杉原さんの著作以外には無いでしょう。
まさに「かゆい所に手が届く」感じの本です。
水彩色鉛筆が本当に初めての人であれば、杉原さんの第1作目
「はじめてさんの水彩色鉛筆 Lesson 超初心者編」
から読むのがよろしいかと思います。
もちろん、本書でも、初心者に難しい表現はありませんが
かなり深い技巧まで書かれているので、やや消化不良になるかも・・・。
しかし、やる気満々の「はじめてさん」であれば
本書ですぐに上達すると思います。
杉原さんの作品を本書で眺めるだけでも価値あります。
「旅のアルバム」のページに至っては、ため息が出るほどきれいで、
「いつかは私も描けるかな?」と思いながら
私も水彩色鉛筆を動かしてみます。
評価はすべてに文句なしの、星5つです。