タイトルからこれはSFですと表現せれていますが、読み始めて
いや、これは現在進行形であると思いました。
以下ちょっとネタバレしているかもしれないのですが。。。
でも、これぐらい大丈夫なくらい面白いです。安心してください。
短編の『深海のEEL』では、この作品より2年半後の
今年7月4日付の英科学誌「ネイチャージオサイエンス」(電子版)に掲載された
“太平洋の海底にレアアース含有「夢の泥」発見”というニュースを知っていたとしか思えないです。
『豚と人骨』では「焼肉酒家えびす」で起きた生肉による食中毒事件を思い出します。
生肉の怖さを知らず、焼き肉チェーン店でバクバクとレバ刺しを食べている現代人に
警告を与えたかったのでしょうか。
表題作である『はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか』は、
ちょっとターミネーターとロボット掃除機ルンバを
思い浮かべ読み進みました。
最後『エデン』は、今話題のシェールガスとアメリカのキリスト教原理主義を彷彿させます。
猿がタイトルにあるように村上春樹の『品川猿』を連想し、
もしかして『東京奇譚集』へのオマージュなのかなと
思いました...それにしては、かなり現実的ではありますが。