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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
評論家の後書き曰く<これはすごい小説だ!>ー同感するしかない!,
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レビュー対象商品: はいつくばって慈悲を乞え (ハヤカワ・ミステリ文庫) (新書)
復讐譚と言えるので、趣きとしてはチャック・ホーガン『流刑の街』と同じ”香り”を持っているのだが、より肉食系。あの『流刑の街』より過激と言うことは、これ以上の<過激>は可能か?と思わず 自問してしまうほどの凄まじさ! 登場人物で、一応台詞のある登場人物のほとんどが”クタバル”というのは前作と同様だが、出来の良さは数段今回の方が上! とにかく周りの人間を全て破滅に向わせる脱獄犯ハイパーの無茶な悪役振りが凄くて素敵! 美貌の男ディスコの徹底的な外れた人生描写が凄い! 英雄的殉職警官の家族がこんな末路では....酷過ぎる!etc etc. 南アの救いの無い男たち、女たち、子供たちの話が幾層かに折り重なって 最後の因縁の戦いに突き進むのだが、土俗宗教に纏わる金髪女首切り連続殺人犯までが姿を現し、<痛過ぎて>まともに読み進めん様な展開。 あッと言う間に読み終えてしまったのだが、そこでようやく<ふーッ>と息を吐き出す事が出来たような小説。息をつめ過ぎて危うくこちらが 窒息寸前だった! この至るところに散りばめられた過剰、過激な描写( <野良犬の尻の穴に食いつくダニ> あるいは<刑務所での囚人たちの生態> etc)を 流れるように翻訳された女性翻訳家長野さんが一番凄いと感心しているのだが、出来れば同氏の本作への感想を読みたかったのだが、 なんでミステリー評論家に後書きを譲ってしまったんだろうか? それにしても、美貌の犯罪者ディスコには同情してしまった。そんな訳で、大藪春彦『野獣死すべし』の中の同じく美貌の犯罪者・伊達邦彦 の格言を一つ<時と場所によっては、美貌も良し悪し>=本作を読めば分る...
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
前作よりも断然面白い,
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レビュー対象商品: はいつくばって慈悲を乞え (ハヤカワ・ミステリ文庫) (新書)
前作「血のケープタウン」に続く、南アフリカ発ノワール小説。今回は、過去の遺恨から夫を衝動的に殺してしまった元モデルを軸に、その周りの人間模様を容赦ない暴力と救いのない描写で描き切る。 アクション要素はそこそこだが、初期の馳星周を彷彿とさせる絶望感は半端ではない。元モデル、元警官の傭兵、カニバリスト、犯罪者集団、連続殺人鬼、真面目だが融通の利かない警察官などが入り乱れ、終局に向けて話が収斂していく様は素晴らしい。一気に読みきれる作品。 同氏の他の作品の翻訳を切望したくなる一作です。
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