まず初めに、パッケージの装丁が非常に凝っています。
モノクロの写真をベースに、とてもシックで洒落たデザインです。
ブックレットの装丁は楽譜のようなイメージで、収録されている写真も実にかっこいい。
各曲毎に、千秋真一的アナリーゼの記述があります。
(実際に作中で千秋が語った、モノローグの科白です。)
古い書庫のライブラリーに置いてありそうな感じで、とても素敵です。
千秋の指揮のみにスポットを当てたDVD。大変素晴らしかったです。
特に1812年とバッハピアコンの素晴らしさときたら!
本編とは異なるカメラアングルで見ると、また一層今まで気付かなかった
別の視点からの魅力が引き立ちます。
また非常に印象に残ったのが、バッハピアコンでの表現力です。
千秋の実力を思う存分発揮できる、減七の深みのある楽曲。
ピアノを弾きながら要所要所でアイコンタクトを送ることで、オケメンバーとの
信頼関係を表しつつ、客席ののだめが嫉妬をして打ちひしがれてしまうほどの
演奏をしなければならない。
これを見事に表現出来ていたと思います。
武内監督は1812年を撮影しながら、「これは女性ファンが痺れるだろうな」と
感じたそうですが、もう心底どっぷりと痺れさせて頂きました♪
玉木さんがいかにストイックで真剣に、音楽と正面から向き合って役作りしてきたかは、
この映画を観れば一目瞭然です。本当に千秋の成長ぶりを、見事に演じてくれました。
まさに本物の音楽家、本物の指揮者を、役という垣根を超えて見事に演じ切った
玉木さんに、心からの称賛を送りたいです。