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387 人中、347人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
肩透かし。だがそれも「のだめ」らしい。+追記,
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レビュー対象商品: のだめカンタービレ(23) (講談社コミックスキス) (コミック)
多くの方が仰っている様に、「ホントにこれで終わり?」というのが正直な感想ですが、
「これがベストな終わり方なのかな?」と思いもします。 急に父親が出てきて和解とか、突然のヤドヴィとか、後半カップル出来まくりとか、 非常に予定調和な感じがしますが、 「父親に自分を認めさせる」という千秋の密かな目標よりも、 のだめの方が大事になっていたという事で、つまり千秋の成長を描いてる訳ですし、 (あと自分もプロになって、父親の音楽家としてのプレッシャーも理解出来るようになった) 18巻にだけ突然現れ、なんの為に出てきたのか分からなかったヤドヴィも、 のだめに音楽の楽しさを思い出させる役割のキャラクターだったんだなと、やっと分かります。 2人のコンチェルトを見たかったですが、 それをやっちゃうと逆に「のだめ」らしくないのかもしれません。 永遠に未完成で発展途上、大爆発もあれば大不発もある、飛んだり跳ねたり不安定大王、 それこそが「のだめ」じゃないですか。 思いっきり肩透かしを食らいましたが、それこそ「のだめ」だなって感じがします。 ある意味、この中途半端な感じが余韻が有って良いのかもしれません。 (結婚なんかしたら逆に興ざめ?) どうも外伝が始まるようですね。 ならきっと、外伝の最終回で2人のコンチェルトを描いてくれますよ。 追記:他の方も書いてらっしゃいますが、大人の事情と言うより、 これ以上物語を続けても「結婚する」「黄金コンビとなって世界で活躍する」といった、 意外性も無く面白みの欠ける展開になると思います。 物語には終わり所があります。 線として繋がるストーリー展開はもう限界で、潮時なんだと感じます。 だから点としての物語、描きたい、描けるエピソードである外伝に活路を見出したのではないでしょうか? 連続性は無くても「のだめ」の世界はまだまだ続くようですので、 私は純粋に続きを楽しみにしたいと思います。 追記2:しつこくてすみませんが、時間が経ってみると「実は描くべき事は全て描かれているのでは」と感じました。 のだめにとって「音楽=千秋」です。 なのでミルヒーとの共演は、Ruiに嫉妬したのだめの「浮気」なんです。 しかし浮気なのに「彼氏よりも最高に気持ち良かった」為、 罪悪感もあるのでしょう、のだめは「音楽=千秋」から逃げる(別れる)事になります。 (ここは千秋パパや114Pののだめのセリフで推測出来ます) しかし、ヤドヴィとの再会で音楽の楽しさを思い出し、 千秋との連弾で「音楽」と「千秋」がやはり大好きだと再確認し、もう迷わない(逃げない)事を誓います。 のだめは、この時初めて「音楽」と「千秋」を分けて考える事が出来るようになります。 おそらくのだめにとってコンチェルトとは、肉体関係以上の精神的契り「心を一つにする事」だったんだと思います。 (高橋くん的に言うと「心のまぐわい」…?) のだめが演奏家になるのを嫌がったのは、 「自由に楽しく弾けない」事と、愛する千秋以外の人間と「心を一つにする」のが嫌だったからだと感じます。 この音楽と精神的契りとの混同こそ、のだめと千秋達とのズレの原因だと思われます。 でも千秋を好きな事と、他の人と音楽を奏でる事とは違うんだと理解したんではないでしょうか? 演奏家になっても千秋との絆が薄れる訳ではないと。(要するに浮気じゃない) そしてズレていたのだめと千秋の価値観がやっと一つになり、 まさにもう一度「フォーリンラブ」して、「二人の心が、音楽で本当に一つに繋がった」んじゃないですかね。 心まで繋がってしまったら、そりゃもう最終回ですよ。 それ以上の展開は無いですから。 この一連がミルヒーの「ちゃんと分けてひとつになった」というセリフの意味ではないでしょうか。 このセリフが全てを言い表してると思います。 だとすると「のだめカンタービレ」は、「音楽コメディ漫画」ではなく、 「音楽」と「千秋」に恋したとんでもなく不器用で勘違いで一途すぎる女「のだめ」による 「ある男女が音楽を介して、深く深く心が繋がっていく様を描いた大恋愛漫画」なんですね。 そう考えると全てが丸く納まる感じがします。 やはり大人の女性向け漫画誌に相応しい、大人の為の恋愛漫画だったんです。 物凄く深〜い話ですが深すぎて、私を含め多くの人が理解しきれなかったのではないでしょうか? もう少し分かり易い表現が必要だったと思います。 もっとも私心ですから間違ってるかもしれませんけどね。
202 人中、167人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
え?これで終わり?,
By ここらで一服 (北海道.jp) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: のだめカンタービレ(23) (講談社コミックスキス) (コミック)
面白いことは面白い。最終巻でなければね。
レビュータイトルが正直な感想。 連載が終わっていることもあり、以前からこれが最終巻だと情報を得ていた。 22巻の盛り上がりからどのように纏め上がるのか非常に楽しみにしていた。 しかし半分程読み進めていった時点で、これ本当に最終巻?と疑念を抱く。 しかし最終話、やっぱり最終巻だった。 作家さんの体調や、出産などあり連載が大変だったのは理解するが、 この最終巻はあまりにも内容が薄いし、残念。 ・いきなり父親と和解。 和解するのは問題はないが、あれほどすれ違っていたのがホンの数ページで和解とか。 ・突然ヤドヴィとのからみ。 のだめの葛藤と「目標だった幼稚園の先生」をいう点を絡めたものだというのはわかるんだが 最後に向けて無理矢理まとめようとしてるのがミエミエで違和感しか感じない。 千秋とのだめのセッションがあれで終わってしまったのも興醒め。 いや、22巻でのシュトレーゼマンとの協奏曲のシーンがあまりにも盛り上がったため どんな最後を見せてくれるのか、私自身の期待が大き過ぎたのも原因だが。 上記の2点だって普通に話の中にもってくるには内容としては申し分ないんだが・・・。 あくまでもこれは大きな期待を持ってみてしまった私見なので悪しからず。
64 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この終わり方で、やっと真のテーマが分かった。,
By 龍女 (東京都東村山市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: のだめカンタービレ(23) (講談社コミックスキス) (コミック)
連載当時、他の人同様に
「え?これで終わり?」 と思ったが。 よくよく読み返してみると。 この物語の核心とは、遊園地でのミルヒーの台詞にあった事に気付いた。 この物語は音楽家・千秋真一と演奏家・野田恵の成長を描いている。 途中まで、この物語の帰結点はてっきり千秋とのだめの公式の場での共演だと思い込んでいた。 しかし、それは違う。 もし、のだめが千秋との共演をゴールにしていたら。 プロの演奏家になる事はありえない。 のだめは演奏家としての自分と真一との関係を公私混同していたら。 ハッピーエンドではないのだ。 私の部分ではパートナーであっても。 公の部分では別々の関係性をきづかねば、この二人はいつまでも一緒に入られない。 それが分かった時。 「これって大人のマンガだわー」 と、この作品の奥深さに感心してしまった。 間違いなくこれは名作である。
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