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おなじみの倉木美希・大杉は出てきますが、これまでの4作品でつくりあげたこの登場人物達を生かし切れていません。ストーリー自体のスケールも小さく、物語に引き込まれることがありません。
また、連載物を改稿しないで発刊してしまったのか、とにかく話がくどく、作品のテンポを悪くしています。
2003年版のこのミスでは(当然)上位59作品に入りませんでした。私のように「百舌シリーズだから」という理由で購入を考えている方には、熟考することをおすすめします。
とにかく、残念の一言です。作者の筆力は抜群なので、次回作に期待しましょう。
この本は残念でしたが、「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」「よみがえる百舌」の「百舌シリーズ」はお勧めできます。
ラストまで絶え間なく続く緊張感。複雑な組織の構図。人間関係の妙。シリーズ4作目まで、確かにあったはずの空気感が、この作品ではすべて欠落しています。
それにしても、いまどき、あんな台詞まわしは、ないんじゃないでしょうか(ラストに近いシーン。あまり詳しく書くと、単純な謎がすぐにばばれちゃうので、この辺で)。まるでお約束の時代劇を見ているようでして。悲しさをとおりこして、笑ってしまいました。あ~あ。
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