「月15万円で幸せに暮らす」とサブタイトルがついているが、読んでみてなにか違和感を覚える。
それぞれ、皆さん年金生活に備えて、57歳とか54歳とかで早期退職して、実験的に15万円でやっていけるかどうか試してみて、やっていけるとの結論になったようです。幸せそうな写真も豊富。
実験的に早期退職なんてする人たちは、その時点ですでに、かなり経済的に恵まれているということだ。みんな、なんとか60歳以降まで働こうと必死に頑張っているのに呑気な人たちだ。
私は夫婦二人で年金25万円でやっているが、年金支給日に既に介護保険、所得税(年金から所得税を天引くんですよ)を引かれて手取りはかなり減っている。公的に支払はなければならないものに、馬鹿高い住民税、国民健康保険税がある。さらに不動産税、自動車税、生命保険料、火災保険料、医療保険料など通帳から引き落とされて自由に使える金はたかが知れてる。
年をとって馬鹿にならないのが冠婚葬祭費用だ。友人、親戚で亡くなるひとがおおい。家も家電製品も痛んで修理代、買い替え代も馬鹿にならない。医療費もどんどん増えてくる。
この本は、よほど暇な時にぱらぱらとめくって、幸せそうな写真でも眺める以外、あんまり意味が無い。