「おばけの じかん」にまだ遊んでいる子どもは「おばけになって とんでいけ」。小さいおばけが大きいおばけに手をひっぱられて、夜空へぐんぐん登っていくシルエットが描かれたページでお話は終わる。その後どうなったのかは語られないままだ。オレンジ色のあかりがともるおうちが遠ざかるのもこわくて悲しくて、読み終えた子どもはきっとベッドへ一直線。もちろんしつけのためだけでなく、安心感たっぷりの暖かいベッドのなかでじっくり怖さを味わうのも楽しい。
手でちぎったような貼り絵の輪郭が背景の闇にぼうっと溶け込んで、夜の厳かな雰囲気を作り出している。人気シリーズ「いやだいやだの絵本」(『にんじん』、 『もじゃもじゃ』、 『いやだいやだ』)の1冊。著者の描く「おばけ」のとりこになった人には「おばけえほん」シリーズ(童心社)もおすすめ。(門倉紫麻)
読んであげるなら:1才半から
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最も参考になったカスタマーレビュー
35 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いまだから言えること,
By ひまわり親方 (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4) (単行本)
この本に出会ったのは、もうかれこれ25年も前でしょうか。幼心にこのイラストレーション(本当は切り絵なんですよね?)が胸に突き刺さり、頭の中では「ねないこだれだ~」というセリフがぐるぐると回転、夜に目を閉じると黄色い目で口の赤く裂けたオバケの絵が目の奥に浮かんできて、数日間は「こわいこわい」と布団の中で格闘していたのを覚えています。近頃、自分にもそのような時期があったことを懐かしく思い出しました。テレビのニュースからは日々、恐ろしい事件や争いごとが伝えられ、いつのまにか大人たちは成長とともに“あのオバケ”の怖ろしさを忘れてしまったように思います。けれど、いまも変わらずこの本に多くの子供達が恐怖してくれていることに安心感すら感じます。 この話を読み聞かせてくれた両親と同じ世代になって、最近、彼らがどういう気持ちでそうしてくれたのかだんだんと分かるようになってきました。 久々にこの表紙に逢いたくなってこちらへ辿りつきました。
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
怖いけど大好きな本,
By カスタマー
レビュー対象商品: ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4) (単行本)
この本は私の姪・甥経由で我が子にやってきました。ほどんど毎晩今でも寝る前に読みます。保育園でも読み聞かせてくれいることもあり、いまでは字が読めない我が子もすべて暗記しています。それほど好きな本ですが、読むたびに怖くて抱きつきながら寝る羽目に。それでも毎日「よんで!」とせがみます。せなけいこさんのすてきな切り絵調の挿絵がなんともいいですね。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こどもがだいすき♪,
By カスタマー
レビュー対象商品: ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4) (単行本)
もと保母さんのママ友に勧められたのですが、本当に子供(2才2ヶ月)が気に入るかはその子によるので、まず図書館で借りました。そしたら、何度か読んだだけなのに、返却した今も、せりふを覚えてて楽しそうに喋り、また読みたいと言うので、購入することにしました。内容は、寝ない子がお化けになって、お化けの国に連れてかれちゃう、というところで終わる、大人からするとちょっと恐い話なのですが、文章が短くてリズムがあるので、発音して楽しいようです。また、絵の色がはっきりしていて、形も単純化されているので、そこも子供の好みらしいです。
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