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再現で特に面白いのは『ねじ式』で、1976年小学館文庫で刊行された際に著
者が手を加えた部分がオリジナルに戻されていて、両者を読み比べてみると違い
がはっきりとわかる。主人公の顔により陰影が書き加えられていたり、「眼科」
の看板を「眠科」と間違えた部分が再現されていたりと、マニアックな愉しみに
満ちている。
青林堂版に収録されていた『断片的回想記』に加え、水木しげる著『近藤勇』の
取材で京都へ行った時の旅行記と4歳の時の密航記が新たに追加されていて、
詳細な作品解説や年譜とともに読み応え充分だ。
ようやく本来あるべき姿のつげ義春に出会えたような本だ。
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