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ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)
 
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ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) [文庫]

村上 春樹
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (77件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第47回(1995年) 讀賣文学賞小説賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

猫は戻り、涸れた井戸に水が溢れ、綿谷昇との対決が迫る。壮烈な終焉を迎える完結編。

登録情報

  • 文庫: 600ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1997/09)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 410100143X
  • ISBN-13: 978-4101001432
  • 発売日: 1997/09
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (77件のカスタマーレビュー)
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20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 これはもう、正直に大嫌いだと叫ぼう。, 2011/2/27
This review is from: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) (文庫)
僕はレビュワーの皆さんが大嫌いなミーハー野郎で、村上春樹はノルウェイ、風の歌を聴け、海辺のカフカ、アフターダークに続き5作目を読んだんですが、これを機に村上春樹から卒業しようと思います。
おそらく僕は感受性が足りないのでしょう。「満州」と「主人公、ねじまき鳥の周りで起こる不穏な空気」とのリンクの匂わせっぷりがあまりにも素人っぽく感じられて、とても伏線のように感じられないどころか、無理やりくっつけてひとつの小説に二つの話が進んでるだけのように感じました。

そして海辺のカフカの時に感じた、読んだ後でも続くウヤムヤ感。結局謎は謎のままだし、小説の所々にあれとあれがリンクしてる「っぽい」描写が散りばめられていて、結局それらが放置させられたまま終わりました、というのが僕の印象です。
たとえそれらに「あれがこうで、これがこうで」と説明がついたところで、だから何?と思うとおもいます。
そして、読んでる最中に、謎ばっかりの世界に引き込まれるか、というのもそれはNOで、ただただ謎の世界が広がっていってそれらは読んでいるときにワクワクというよりかは、またこれかよ・・・という感覚に近いです。

ネガティブなレビューで申し訳ないですが、合わない人の一意見と受け取ってもらえれば嬉しいです。
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62 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 コクはあるけど、後味はいまひとつ・・, 2006/3/5
This review is from: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) (文庫)
5年ぶりに、1ヶ月かけて『ねじまき鳥クロニクル』を読み直しました。あまりに壮大な話であるため、再読とはいっても、新鮮な気持ちで作品に向き合うことができました。が、「泥棒カササギ」編と「予言する鳥」編で、ぐいぐいと作品の世界に引き込まれていったのに対して、最後の「鳥刺し男」編では、それ以前にすでに相当の広がりを持っていた世界が、さらにあまりにも広げられており、展開も早く、何といっても、結局のところ「綿谷ノボル」なる人物が抱えていた闇の部分の真相が明記されないまま終わってしまう点に、中途半端さを感じざるを得ませんでした。読むのにこれだけ時間を費やしたのに、結局一番大事なところで置き去りにされてしまった感じです。この真相がはっきりとしないことには、「井戸」や「アザ」で時間や空間を越えて繋がっている様々な人物と主人公との関係もはっきりとは浮かび上がってこないように思います。加納マルタや加納クレタ、ナツメグやシナモン、第三部でねじまき鳥の鳴き声を聴く男の子などの存在も、結局はっきりしないままに作品が終わってしまいました。ただ、個人的には「笠原メイ」という登場人物と「間宮中尉の手紙」に書かれている事柄、「ねじまき鳥クロニクル#8」が非常に印象に残りました。また、登場人物たちが繰りなす会話や熟考の中に、ハッとさせられる事柄が多々あり、作品全体としては中途半端さを否めないものの、部分部分では、深さを感じさせられる素敵な作品だと思いました。「コクはあるけど後味のすっきりしない料理」って感じの作品でした。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 文学的な虚飾に満ちたエログロ・ナンセンス・ミステリーの力作, 2011/9/14
This review is from: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) (文庫)
長く、冷たく、詳細なマスターベーションの物語、或いは様々な暴力と死についての考察。

読後の感想をタイトルにすると、そんな感じがした。ロッシーニの『泥棒かささぎ』序曲やモーツァルトの歌劇『魔笛』について言及があるという、ただそれだけのきっかけで読み始めたら、なんだか大変な内容で驚いた。村上氏の長編小説を初めて読み、大いに戸惑い、感心もした。今さらながら少数意見の苦言を参考までに述べたい。

個人的に気に障った点は3つ。
1つは、長過ぎること。これだけの内容に3冊もの分量が必要だったのか?現代は19世紀のロシアとは違う。長編小説は長ければ良いというわけにはいかない。
2つ目は、文章に傍点が無闇矢鱈と付いていること。そんなに強調しなくても、読めばわかるし、重要な文章かどうかは読者が判断すればよい。頼んでもいないのに、バニラアイスクリームの上に白砂糖がどっさりふりかけられているようだ。歓迎する読者もいるだろうが、余計なことはするな、不味くなる、という読者だっているのである。
3つ目は、音楽の使い方。こういう不可解な小説に、ロッシーニやモーツァルトの音楽が登場することは面白い趣向だが、せっかく出しておきながら、使い方が唐突で、無理がある。小説の奥行きを増したり、見通しをよくするためにも、共に面白いオペラなのだが。
最近の流行で言えば、3D(3つのダメ出し)だが、以上の3点をクリアすると、もっと小説が立体的になるのではないか、と思った。

とはいえ、『小説家は多くを観察する』という著者の持論がよく実践されており、しつこいくらい具体的に説明・描写がなされている。凡人には到底書けない高度な文章だ。ただ、もう一つの著者の持論である『最終的な判断を下すのは読者』という点については、相当多くの判断が読者に託されており、読者にも訓練が要るようだ。本書は、疲れている人にはお奨めできないが、閑暇を愛する読書人には面白いのかもしれない。
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