上巻、下巻を一気に読みました。
題材も珍しい(2.26事件を改変?確定?)ですが、時間歴史
操作の仕掛けが斬新で瞠目です。
ここまで壮大で多重構造な世界観を展開するとは、予想外で
うれしい誤算です。
映画、小説など、過去のタイムパラドックス、タイムトラベルもの
の作品からうまくアイデアを融合し、かつ、ミステリー仕立てで
ぐいぐい引っ張り、稀代のストーリーテリングが出来上がっています。
ラストにも登場しますが、映画「マトリックス」シリーズの影響
が随所に出てきますが、単にイマジネーションのヒントだけで、
核心は、著者の独創性と、読者を離さない伏線の数々。
「どうなっちゃうんだどう」いう気持ちをぐいぐい引っ張り、
一気にクライマックスへ突入する、重厚で複雑な物語構成は、
圧巻です。
堪能しました。