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ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF)
 
 

ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF) [文庫]

ヴィトルト リプチンスキ , Witold Rybczynski , 春日井 晶子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 630 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 1,630

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商品の説明

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   1999年にニューヨークタイムズマガジンの編集者が、著名な建築と都市計画の研究者であるヴィトルト・リプチンスキに、この千年間で最も優れた、利用価値の高い道具についての短いエッセイを書くことを提案した。この提案をリプチンスキは受け入れ、仕事場にある道具―― 金づち、鋸(のこぎり)、水準器、鉋(かんな) ――の歴史を調べていったのだが、そうしたものの系統をたどってみると、ほとんどははるか大昔に端を発したものなのだった。これはもうダメだと思った彼は、妻に意見を求めた。彼女の答えは刺激的なものだった。「あなたが何かしようとする時には、たいていねじ回しが必要でしょう」と。

   確かにそうだった。ねじ回しは、人類の道具箱の仲間としては比較的新しいものであることをリプチンスキは発見した。それは中世ヨーロッパ時代の発明で、中国の影響を受けていない発明品なのだ。もちろん、他の多くのこと同様、レオナルド・ダ・ヴィンチはごく早い時期にねじ回しのアイデアを思いついており、交換可能なギア付きのいろいろな種類のねじ切り機を設計している。それでもなお、ねじ(および、ねじ回しと旋盤)が一般的に使われるようになるまでには何世代もかかり、マイナスドライバーやソケットなどのねじが登場したのは最近になってからだ。

   ねじの発展を1冊の本にまとめ上げたリプチンスキの探求は、とてもおもしろく、読者が日用品の起源に興味を抱くようになるのは確実だ。(Gregory McNamee, Amazon.com) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容紹介

水道の蛇口から携帯電話まで、日常空間のそこここに顔を出すねじ。この小さな道具こそ、千年間で最大の発明だと著者は言う。なぜなら、これを欠いて科学の精密化も新興国の経済発展もありえなかったからだ。中世の甲冑や火縄銃に始まり、旋盤に改良を凝らした近代の職人たちの才気、果ては古代ギリシアのねじの原形にまでさかのぼり、ありふれた日用品に宿る人類の叡知を鮮やかに解き明かす軽快な歴史物語。解説/小関智弘

登録情報

  • 文庫: 208ページ
  • 出版社: 早川書房 (2010/5/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4150503664
  • ISBN-13: 978-4150503666
  • 発売日: 2010/5/30
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 92,969位 (本のベストセラーを見る)
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19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
建築専門の大学教授が新聞社から頼まれた「この千年で発明された最も優れた道具は何か」というエッセイを書くための取材の過程で発見した、中世から現代までの道具の歴史が軽妙なタッチで綴られている。タイトルから分かるとおり、それは結局ねじとねじ回しであると筆者は結論しているのだが、「この千年で」という条件をクリアするためには、古代ギリシヤやローマの発明であってはならない。それを確かめるための筆者の丹念な調査がスタートするのである。
筆者はこの調査の過程を忠実に再現することで読者の興味をぐんぐんと引き付けている。そしてねじやねじ回しの発明から六分儀の発明、大航海時代への話しはどんどんと発展していく。

ねじとねじ回しがミレニアム最高の発明だという着眼点は面白い!が、そこからの発展性にはやや限界があり、本書も大きなポイントの活字でページ数も少なく、やや読み足りない気がした。
また、図解してもらわないと何を言っているか分からない部分もある。最後に図版は掲載されていたがちょっと物足りませんでした。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
都市学の研究家である著者によるねじに関するエッセイ。

確かに読みやすい本であり、
「この千年で最高の発明は何か?」という問題提起の奇抜さにも興味が沸く。

著者は自分の工具箱から一つ一つ道具を取り出しながら考えていき、
そこで本書のテーマである「ねじとねじ回し」にたどりつく。

惜しいことは、そのテーマの興味深さに反して

1図版の使い方が不十分なため、その部分でなにをいいたいのか
文章を読んだだけではわかりにくい箇所があること。

2ねじとねじ回しの歴史は詳細に書かれているが、
それらの何がどのようにすごいのかという説明が不十分であること。

これらの点で物足りなさを感じた。

個人的に一番興味深く読めたのは第七章「ねじの父」の部分である。

そこでは天文観測に使われたアンティキシラの古代コンピュータや
アルキメデスの水蒸気砲など長い間見落とされていた
古代ギリシャ人の技術レベルの高さ、発明の実用性・独創性の高さなど
についてかかれている。

わたしたちはつい単純化して
実用技術文化のローマ人、思弁哲学文化のギリシャ人というような
かたちを考えてしまいがちだが、

どうもそうではないということに気付かされたことが本書に収穫であった。

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
何が驚いたかって、この本のレビューがすでに3つもあったことだ。世の中は広いものだと思う。
こんなものを読んでいる人がいるのである。
が、考えてみれば、こんなものを書いた人がいるのである。
で、訳した人がいるのである。
で、出版した人がいるのである。
その勇気に賛意を贈りたい(いや、マジなんだけど)。
面白かったか、って、そりゃ、こういう本があることが面白いし重要なのだと答えるしかない。
実際、歴史の神は細部に宿るのである。それがねじとねじ回しであって悪いわけがあろうか。
ま、冷静に考えても、ねじがなかったら、文明もこんなに発達してなかったろうし、とか言う
必要もない。
これを読んでいる人とは友達になれそうな気がする(気がするだけだが)。
「おー、あんたもあれを読みましたか!じゃ、これからは街で出会ったら、合図はねじとねじ
回しです」。
「ねじ!」
「ねじ回し!」
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