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ねこのばば (新潮文庫)
 
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ねこのばば (新潮文庫) (文庫)

畠中 恵 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

お江戸長崎屋の離れでは、若だんな一太郎が昼ごはん。寝込んでばかりのぼっちゃんが、えっ、今日はお代わり食べるって?すべてが絶好調の長崎屋に来たのは福の神か、それとも…(「茶巾たまご」)、世の中には取り返せないものがある(「ねこのばば」)、コワモテ佐助の真実の心(「産土」)ほか全五篇。若だんなと妖怪たちの不思議な人情推理帖。シリーズ第三弾。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

畠中 恵
1959(昭和34)年、高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 321ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/11)
  • ISBN-10: 4101461236
  • ISBN-13: 978-4101461236
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 それぞれの「居場所」 , 2007/9/17
 「しゃばけ」シリーズの第3弾。今回も前作に続き短編集です。

 本作は前作に比べ,趣向の異なる点が見られます。

 第一に,本格的ミステリーとよべる作品が収録されていることです(『ねこのばば』『たまやたまや』)。
 第二に,「あやかし」のまさに‘妖しさ’を中心に据えた作品が登場したことです(『産土』)。個人的には,このようなテイストの作品は大好きなのですが,従来の「しゃばけ」シリーズの中ではむしろ異彩を放っているといえましょう。といっても,最後は,きちんと‘一太郎たちの日常’に戻ってくるように設定されています。
 第三に,人の暗部に焦点を当てた重いテーマを扱っていることです(『花かんざし』『ねこのばば』)。
 第四に,江戸の風物がかなり描写され出したことです。もちろん,これらの風物に通じていなくても作品は楽しめますし,畠中さんも文中でさりげなく説明をしてくれています。しかし,知っているほうがよりイマジネーションが広がることも確かです。

 本作は,‘居場所探し’というテーマが濃厚に表れている印象を受けます。もっとも,シリーズの最初から主人公「一太郎」の‘居場所探し’は続いているのかもしれませんが…。

 型にはまりきってしまうことなく作品を物する畠中さんに,今後も期待します。
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5つ星のうち 5.0 貧乏神, 2006/12/6
ハードカバーの本が買えない私にも貧乏神が…は、さておき久々の一太郎と愉快な仲間達と出会いました。読めば読むほどジンときますね。特に佐助の長い一生(って佐助、その他愉快な仲間達に死があるのか?)のほんの少し前の悲しい過去に、涙してしまいした。だからあんなに一太郎の事を甘々にしてるんだなあ〜。あとお春ちゃんにも幸せになってもらいたいな。
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5つ星のうち 5.0 取り返しの付かない過ち, 2006/12/8
貧乏神をひらってきたり、猫又を助けに行ったりと、相変わらずの若旦那と妖たち。
長崎屋の中はいつものんびり、にぎやかで、楽しい妖たちに守られているけれど、外の世界には、ささいなきっかけやすれ違いで、取り返しの付かない過ちを犯してしまう人がいる。
若旦那が得意の推理で犯人を捕まえるものの、捕まえてすっきり一件落着!という気分にはなれません。なにかしら考えさせられる犯人たちの言い分や事情が、まるっきりの他人事ではないと思えるからでしょうか。
今回は、長崎屋に来る前の佐助さんの過去のお話もあり、これがまたなかなか切ないのです。
「若旦那に死なれたら あたしはまた一人になってしまう」
強そうな佐助さんの切ない気持が、胸に刺さるかんじで、ちょっとほろりときます。
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