幼い息子と行った図書館でこの本を見つけました。その場でよんだのですが、小さな迷い猫のごんごんを優しい目でみまもる「ちょん」と曾祖母の思い出が重なり、それがなんだか心地よくて家に持って帰って何度も読み返しました。遠くから温かい眼差しで見守っていてくれるおばあちゃんの安心感は、子供の心を育てます。「良い子に育て」というおばあちゃんの願いは、子供に伝わって人間的な強さとなります。この二匹のねこのやりとりが、そのすべてを凝縮しているすごい絵本です!そしてもう一つこの絵本の中で、迷いなく語られていた「教える」ということ、「学ぶ」ということ。ちょんから、多くのことを素直に教わったごんごんは、生活から得た知恵をたくわえ、きっといつか子猫を大きく温かく育むことのできる豊かな年寄り猫になるでしょう。人間のわたしも、いつかそんなおばあちゃんになれたら…とても幸せだろうな。