かつての著者は、とてもピシッとした人でした。
会社に勤めていた若い頃は完璧に何でもやろうと考えていましたし、仕事ができるという自負もありました。しかし、自分への自信がねじまがって、他人の欠点しか目につかなくなった時期があるそうです。
何とかして相手を見下す理由を見つけようとする。他人にはいわなくても、心の中で相手の欠点ばかりをあげつらう。そんな鼻持ちならない性格を自覚したとき、同時に自分の首も絞めていることに気づきました。
自分は完璧でないのを認め、やりたくないことはやりたくないと言い、疲れたときは「疲れた」と言う生活を目指すようになり、現在の著者はぬるい生活のまっただ中にいます。
なかなかココロによさそうな「ぬるい生活」が本書に綴られていますので、頑張りすぎない日々を送る方法を適度に指南してくれることを期待して読みはじめました。
いいですよ。ぬるーい生活。
たとえば、体重測定ダイエット。
著者は、NHKの情報番組で(たぶん、「ためしてガッテン」でしょう!)、運動をしなくてもよく、つらい食事制限もしなくていいダイエット法の紹介を目にします。
それは、ただ体重を測るだけというものです。
百グラム単位で記入できるグラフを作って、朝、晩の二回、体重を測って記入するだけ、という簡単な方法ですが、こんな簡単な方法で一ヶ月1キロから3キロ痩せたという実績も紹介していたとのこと。
さっそく著者が試したのは、言うまでもありません。
その結果は……。読んでのお楽しみ(笑)。
「たるーい」とか「ぬるーい」とか、刺激が少ないものに囲まれて過ごす時期が人生にはきっと必要なんでしょうね。
無理をせず流れにまかせるって、心地よさそうですよ。