リクオ達奴良組、遂に京にと侵攻開始!かなり派手に乗り込んでしまったことで、敵も味方もまあ群がってくるわくるわ−−!ここまでノリと勢い、それをしかし補うだけの覚悟で突き進んできたリクオに、それは僥倖と手痛い教訓とを同時にもたらして……。
今巻では淡島がいいところを見せてくれた感じ、その「昼は男、夜は女の妖怪」という特異性を存分に活かした戦い方が面白かったです。あとは、イタクや首無が色々と頑張っていたかな。インパクトを残したという意味では、2代目や13代目といった「既に死んだ者達」の言葉が印象的でした。敵たる羽衣狐も、静かに醸し出す優雅さで残虐さでその存在感ありまくりでありました。
今巻では、話と話の合間のラフ絵や四コマ漫画が読んでいてとても面白かったです。本編の補完にしてパロディ、羽衣狐の扱いは命知らずというか不遜に過ぎると他人事ながらそら恐ろしくなりましたが……。本編のみならずこういう部分も凝ってくれると、読者としては作品への愛がより深まりますね。
最後辺りの展開は、少年漫画の王道を地で行く展開。ヒロインはやられるもの、主人公はクールではいられないものと、その辺のことを再確認させられる"熱い"ものでした。このピンチをリクオはどのように乗り切るのか、若頭として主人公としてここが踏ん張り所男の見せ所。続きが気になる次巻、首を長くして待ちたいと思います。