元気になるような装丁に惹かれて手に取ってみたのだが、こんな教材を待っていた気がする。
ボランティアとして日本語を教えたり、交流したりしている地域教室で、
これまで「日本語教科書」的な本を使っていたが、私たちにも外国人の仲間にも負担があった。
この「にほんごこれだけ!」はマンツーマンで会話をしながら、
楽しく日本語で自分のことを伝える中で、文法が少しずつ出てくるように作られたテキストで
今までにない新しさを感じた。
「おしゃべりの素材」的なテキスト。まさに「地域ボランティア教室向け」ではないだろうか。
好きなトピックをどこからでも始められ、まだ日本語があまりできなくても絵を
見ながら会話が続けられるような仕組みになっていて面白い。
基本的な文法は複数の課に小出しに繰り返し出てくることで習得を狙っているのだろう。
また、絵が抜群にいい。見やすく、親しみやすく、美しい。
日本語学校の現役教師でもお役立ちタスクや図・表や絵が多いので、
教室活動やタスクシート・宿題の素材としても、かなり使い勝手がありそうだ。
カバーやカラーの下敷き、サポートHPまであって1000円という値段も「大丈夫なのか?」と
言いたくなるほどの丁寧な作りになっている。
地域生活者にもボランティアで支援する立場からも、この価格設定は正直嬉しい。