登録情報
|
高校生までは彼の文庫本を全て買っていたが、出版ペースに追いつけず、その後買わなくなってしまった。今回このBEST版を読んで、再びそのオモシロさに気づかされた。
この本を知ったのは雑誌の書評だった。紹介文では、”文庫本としては異常な厚さ”だと書いてある。あまりの厚みに、書店でつけてくれる紙のブックカバーがかからず、店員に『つけなくていい』と言ったらしい。早速俺も買いに行った。
あった。スゴイ!尋常ではない厚みだ。持つとずっしりと重い。文庫サイズなので余計に厚く感じる。家で厚さを測ったら5.5cmもあった。そして重さは650gある。普通の文庫本の4~5冊分はあるだろう。ページ数は1,340ページだ。1ページ単価が1円切ってるよ。通常は”上・中・下”とか”1巻~4巻”とするところだが、なぜか全1冊なのだ。これは良心的なのか、インパクトを狙った戦略なのかよくわからない。
読者としては大変だ。文庫本の良さはどこでも気軽に読めることである。満員電車で吊り革につかまりながらとか、家でソファーに寝転んでとかいう時にこの重さが非常にツライのだ。内容は軽い文体のエッセイなのだが、本自体は重たいのだ。
購入時に、ブックカバーをかけてもらおうと思った。普通は店員が『カバーをおかけしましょうか?』と訊いてくるので、『ぜひお願いします。』と言うつもりだった。ちゃんとかけれるかどうか見たかったのだ。俺の行った書店の店員はオバサンで、無言でカバーをつけ始めた。どうやら、この本の対策用に長めのブックカバーを用意してたらしい。
カバーをかけたオバサンは勝ち誇ったように言った。『カバーおかけして、よろしかったですか?』オバサンはこの分厚い文庫にカバーをかけることに執念を燃やしていたのだ。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|