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57 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
極めて特殊な漫画,
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レビュー対象商品: なるたる(1) (アフタヌーンKC (186)) (コミック)
大人を酷く残酷に描いた漫画というのはよく見るが、子供、大人すべてひっくるめて残酷さ、愚かさ、悲しさを描いているような気がする。(何も全ての人間がそのように描かれてるわけではないが)と言っても5巻まではそんな風な感じはしない、単なるアクション漫画と言う感じだが、6巻から急激にこの漫画の特殊性が現れる。 感動させようとか、面白がらせようという意図は微塵も感じられない。 個人的にはロシアでの話が案外好きだったりする。
53 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
繊細さと......冷たい 恐怖感,
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レビュー対象商品: なるたる(1) (アフタヌーンKC (186)) (コミック)
この漫画、どのジャンルに入るんでしょうかアクション? SF? サスペンス? 私が感じるのは、「恐怖」なんです その力をある少女は、自由時間さえくれない両親へ いじめをしていた同姓のクラスメートに使ってしまいます。 またある少年は、「人を殺める」ことの快感におぼれていきます 子供(?)ゆえに「使ってみたい」「どうなるか見てみたい」 繊細な線で書かれた登場人物に降り注ぐ 読んでいる方も内臓に冷たい塊を覚えます。 「復讐」「快感」「大人の道理」「子供の思い」 感じるところは多々あります。
81 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
どうしてこんなにも「世界」は憎まれるのか,
By カスタマー
レビュー対象商品: なるたる(1) (アフタヌーンKC (186)) (コミック)
かわいらしい平仮名の書体のタイトル。田舎の夏休みから始まる物語。とぼけた顔の不思議な生物との出会い。そして溌溂とした冒険活劇の主人公に相応しい、伸び伸びと元気な汚れを知らない少女。作品の入り口はいかにも子供受けしそうなステレオタイプの物語を装い、大口を開けて読者を待っている。しかし作者はその後ろ手にナイフを隠している。宮崎アニメ的楽しい冒険の主人公を演じるはずだった少女は、作者の作った陰惨な迷路にはまり込んだ生け贄のようだ。親殺し、いじめ、子宮を裂かれる美少女、切り刻まれながらレイプされる少年。 かわいらしいアニメ絵で描かれた登場人物達は、やがて作者の手によってこれでもかと破壊される。 主人公はその陰惨たる世界の中で最後まで、元気でめげない心優しい理想のヒロインであり続けようと健気に右往左往する。シイナという理想のヒロインに、作者が救いを求めてすがりついているようにすら感じる。しかし同時に作者はそのアニメ顔の記号的ヒロインに、生身の女の業を背負わせ、徹底的に追い詰める。作中で彼女に初潮が訪れるのが象徴的だ。 物語はエヴァンゲリオンの壊れ方によく似ているが、こちらは壊すことを計算ずくで壊したという感じがする。どちらの作品も、あまりに正直に悪意をぶちまけた、そのエグいエネルギーには圧倒される。ある意味真摯さすら感じるが、結局吐き出したものを救うところまでは辿り着けず(初めから救う気などないのかも知れないが)、世界はちゃぶ台のようにひっくり返され、物語は打ち捨てられる。 父も母も恋した男も友人もマスコットキャラも楽しい冒険世界も、全てを奪われ尽くしたたシイナは、 膨らんだ腹を抱えて、何もない世界に立ち尽す。すれた目つきで。ひとりタバコをくわえながら。
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