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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
謎解きによって優しくなれるという幸福,
By minoru223 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ななつのこ (創元推理文庫) (文庫)
鮎川哲也賞を受賞した加納朋子のデビュー作です。女子大生・駒子は『ななつのこ』という小説を読んで気に入り、その作者にファンレターを書きます。その手紙の中に自分の日常生活に起きた謎を書いたところ、作家本人から返事が来て、そこには作家が推理したその謎に対する解答が書かれていたというストーリーです。駒子と作家は文通のようにやり取りを続け、作家はその度に駒子が頭を痛める謎に見事な解答を与えてくれます。 日常に起きる謎だから、もちろん殺人事件のような大袈裟なものではありません。しかし、その謎に悩む駒子から見るとそれらの謎の多くは、その裏に誰かの悪意が潜んでいるように思わずにはいられません。しかし、作家の謎解きを読んだ後には、その誰かに対して暖かい気持ちを抱いてしまいます。そんなスタンスがとても魅力的だと感じました。僕たちの日常でも、他人の言動に悪意が込められているのではないかと疑心暗鬼になってしまうことがよくあります。そうした疑いも、きちんと謎解きをすれば暖かい気持ちに取って代わるのでしょうか。
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
身の回りの事件って結構あるのかもと思う一冊,
By tomoka_i (宮城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ななつのこ (創元推理文庫) (文庫)
駒子シリーズ第一作。駒子が、偶然手に取った絵本の著者佐伯にファンレターを書くことに。 しかし、それはただのファンレターではなく、日常で起きた不思議を書いたものでした。 絵本では、主人公のはやと君が出遭った不思議なことをあやめさんが解いていくのですが、それと同じように駒子の不思議も佐伯さんが解いていきます。 ちなみに、返信された手紙では謎は解いてはいるのですが、そこで話は終わってしまうので、それが本当だったかまでは書かれていません。 そこは、多分当たっているんだろうなというのと、あとは読者の想像にお任せしますという意図もあるのでしょうか・・・。 ひとつひとつが完結されているのですが、最後「ななつのこ」を読むと、それがぐっと繋がることになります。 優しい感じの文章で、話も事件といいつつも、最初以外は殺人とかではなく日常の些細な疑問という感じで温かいものが多いです。 身の回りの日常にも、私だったら気に留めないという感じのものが、事件になってしまうんだなという驚きがありました。
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
あなたもファンレターが出したくなる? それとも・・・,
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レビュー対象商品: ななつのこ (創元推理文庫) (文庫)
家に帰りポストを開けると、ダイレクトメールばかりでがっかり。メールのやり取りはするけれど、何か物足りない。そういえばここ何年も、手紙を書いた事がないなと気付く自分がいた。ファンレターを書こう。『ななつのこ』を読んだ駒子はそう思い立つ。勢いで出したファンレターに思いがけず作家から返事が届き、文通が始まることになるが、その返事は駒子の日常に潜む謎を鮮やかに解いてくれるものだった。これはパズルを組み立てるのに良く似ている。 パズルのピースは駒子の手紙に全て揃っており、作家である綾乃さんの返事にはピースを埋める役割を持っている。 しかし、この文通は謎解きばかりではなく、駒子のやり場のない不安や悲しみを取り除き、成長を助けるものでもあった。 なぜだろう? 読み終わったとき友人の顔が浮かんだ。 久しぶりに手紙を書こう。そして『ななつのこ』と一緒に友人に送ろう。どうしてもこの物語を読んで欲しいから。
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5つ星のうち 5.0
ささくれ立った気持ちのときに・・・
この本の事を知ったのは、大崎梢著の「平台がおまちかね」の話の中でです。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/10 投稿者: Linden
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