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なつのひかり (集英社文庫)
 
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なつのひかり (集英社文庫) (文庫)

江國 香織 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

全編にみなぎる眩くけだるい夏の光…。現実感と幻想、ノスタルジーが交錯する、「私」と兄をめぐる奇妙で「不思議な真実の物語」。シュールな切なさと失われた幸福感に満ちた物語。(解説・三木 卓)


内容(「BOOK」データベースより)

「私」は来週21歳。ウェイトレスとバーの歌手という、2つのアルバイトをしている。「年齢こそ三つちがうが双生児のような」兄がいて、兄には、美しい妻と幼い娘、そして50代の愛人がいる…。ある朝、逃げたやどかりを捜して隣の男の子がやって来たときから、奇妙な夏の日々が始まった―。私と兄をめぐって、現実と幻想が交錯、不思議な物語が紡がれて行く。シュールな切なさと、失われた幸福感に満ちた秀作。

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5つ星のうち 3.0 うーん。。。, 2003/9/8
By mbookdiary - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
不思議な話である。

人の心の中身はとても一言で表すことはできない。それを読者に何とかして伝えようとして小説というものが存在していると思う。作者はそんな説明のできない人の心の動きを何とか、不思議な世界観の中であらわそうとしているようである。時間軸のずれや、多面体をさまざまな角度から観察したように多用される挿話など、作者の試みの跡が垣間見られる。不思議なやどかりを探したり、瞬間移動してしまったりと何か村上春樹の特に「羊をめぐる冒険」を思い起こさせる部分が多かった。「羊をめぐる冒険」の弱い版、と感じた。

兄については他のレヴュアーの方がよく説明しているが、彼の人格がずれるところが面白かった。

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5つ星のうち 3.0 初めて江國作品を飛ばし読みしてしまいました, 2006/9/3
By RiCO (京都府京都市) - レビューをすべて見る
江國さんの作品は以前から好きでしたが、最近集中して江國作品を
片っ端から読んでます
この作品は・・・。実験的な試みといった感じがしました。
あまりにも淡々としていて(それが、江國なのですが)、途中で
どうしても耐え切れず、飛ばし読みしてしまいました(ごめんなさい)
もっと別の精神状態だったら、もっとしっくりくるのかもしれません。
今の私の感想としては、☆3つです。
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5つ星のうち 5.0 この小説について, 2006/3/5
By するめいか (さいたま) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 何かレビューを書くことは難しい。
 日常から切り離されたシュールな世界の中で起こる奇妙で唐突な物語。それは気だるいなつのひかりとあたたかな空気の中でひとつの物語として完結し、またどことなく刹那的である。
 読み終わってどこかほっとして、心に残る余韻がたまらない。
 にしても、文章上手い。読んでいるだけでこうも心地いい文章は、村上春樹と江国香織だけだと思う。
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