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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
100以上の湖が厚い氷の下にある南極の不思議、氷を調べて見えてくる地球,
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レビュー対象商品: なぞの宝庫・南極大陸 100万年前の地球を読む (知りたい!サイエンス 44) (単行本(ソフトカバー))
「多少環境が変わっても安定して存在すると考えられてきた南極氷床が、実際にはずっと脆弱なものであったことが明らかになったのである」。
面白かった。平易に無駄なく書き連ねられていて、特に何の前提知識がなくとも読める。もちろん、深い氷の海に閉ざされた大陸の発見の物語や探検の歴史も紹介されている。しかし、なんといっても面白いのは、科学的な調査でわかってきた南極についてのさまざまな説明である。数千メートルの氷の重さで南極大陸はマントル層に押し下げられて大きく沈んでいるので他の大陸よりかなり低い、南極の氷は粘性や陸地との接面の熱でゆっくり動いている、数千メートルの氷の下には湖が発見されているだけでも100個以上ある、南極の周囲の海流は南極を取り囲むように流れている、南極の氷を調べれば過去の地球の様子がわかるという理由と原理、乾燥地ゆえに雪はあまり降らないこと、少しの降雪量の積み重ねが長い年月を経て分厚い氷になっていること、そして、南極の氷を調べることでわかってきた過去の地球の気候変動の様子。 南極の氷が増えているらしいという話はいろいろな本や雑誌によく引用されているので知っていた。だから温暖化で南極の氷が溶けて海水面が上昇する心配はないという主張だ。ところが、それはIPCCの2001年の報告であって、2007年の報告では違う内容になっているという。事実、2002年には東京都とほぼ同じ面積をもつ巨大な棚氷が海に流れたりしている。南極の氷はかなり環境の変化にかなり敏感だということがわかり、非常に心配になった。一読をお勧めする。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ホットな南極の話,
By ビスターリ (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: なぞの宝庫・南極大陸 100万年前の地球を読む (知りたい!サイエンス 44) (単行本(ソフトカバー))
雑学書風のタイトルがついていますが、マンガ絵などはなく、割とまじめな本です。
数式などは使わずやさしい文体で書かれていますが、内容はマニアックで、 大学の教養〜地球環境系学部の学生向けではないでしょうか。 著者は30代・40代の若手から中堅の研究者で、今、南極観測の最前線で 活躍している人たちです。 著者の一人である杉山氏は2007-2008年にも南極観測隊に参加していて、 南極研究の今一番ホットな話題が取り上げられています。
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