なぞなぞ遊びに疲れたお母さんに追い払われて、森へ一人で散歩に行った「なぞなぞのすきな女の子」はオオカミと出会い、食べられそうになりますが、「しっぽふとくて、口ぱくり。…… なあんだ?」となぞなぞを出し、オオカミを悩ませて無事に帰ってきます。オオカミは自分のことだとわからなくて、女の子を食べることも忘れて悩んでいると…… 。
オオカミのとんちんかんな答えや、真剣に悩むようすは笑えます。悪の権化たるオオカミも、ユーモアには勝てないのです。
ところで初版は1973年ですが、お母さんは刺繍をしているし、チェックのクロスをかけたテーブルに用意されたランチは、大きなオムレツとトマトのサラダとクロワッサンと、カップケーキみたいなデザート!(普通の日なのに) 今見てもとてもおしゃれ! 松岡さんはこんな毎日を暮らしていたのかな、と感心してしまいます。
気軽に指人形を作りましょうという巻末の提案もうれしい。そうそう、見返しにある8つのなぞなぞも忘れずにしてくださいね。わたしたちは2つしか当たらなかったけれど。