管理会計の基礎を大学教授と若いビジネスウーマン2人の会話形式で展開している本。巻末の参考文献に林總氏の「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか」と「美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか」の2冊が載っているが、本書の前半はほとんどこの2冊の本の焼き直しといった感じである。林氏の本2冊を読んだ人は読む必要がないだろう。
後半になって以下の林氏の本にはない内容が掲載される。
・PPM(Product Portfolio Management)
・業績評価指標
・EVA(Economic Value Added)
・設備投資採算性
・マテリアルフローコスト会計(MFCA)
マテリアルフローコスト会計は企業活動の環境負荷を減らすための手法であり、このような主流の会計に関する本で取り上げているのは評価に値する。
教授と女性2人の会話は各章の導入部分はワンパターンで少々退屈である。読者が飽きないようにもう少しひねりが欲しかった。