私はいわゆる自分に自信の無い人間で、ある日、他人の評価を気にしたり、
相手の機嫌や表情に敏感で影響を受けすぎてしまい、
そして相手を恐れ、普通の人の様に本当の自分を出せない、
出し切れない人間だと実感しました。本当の自分というと、まるで自分探しをしている
ような甘い人間と解釈されそうなので補足しますが、必要以上の対人緊張や萎縮によって
普通に当然主張すべきことさえ主張出来ないという状態です。
爾来、自分は何故そういう人格となったのか・・を多くの本を読んで考えてきました。
個人的な結論はともかく、私のような人格、つまり生き辛いと感じるように
なった、ならざるを得なかった方というのは、なんらかの理由が必ずあります。
自分の生い立ちを見つめなおし、そして自分を取り戻す事を始めなければなりません。
人生は一度きりなのです、他人の様子を伺い萎縮して過ごして何の価値がありましょうか。
本書は人格が歪んでいく過程を、ある登場人物を例にストーリー仕立てで描いていたり
するので、読者が自分の生い立ちと照らし合わせる事により自分を客観視し、
なるほど・・・と思える事があるかもしれません。お勧めします。