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知らなかった事実がいくつも発見できる。例えば、1生後3カ月の赤ん坊でも美人がわかる、2かわいい赤ん坊の方が虐待されにくい、3かわいい赤ん坊の方が、母親から強い愛情が注がれる(特に生まれて間もなくの間)、4文化の違いを超えた美の基準が存在する等々。
公の場では言いにくいが、そのとおりだと思うことも多々書かれている。例えば、1若さに必死でしがみつこうとするのは女性が多い、2きれいな女の子はそうでない子よりも「玉の輿」に乗る確率が高い、3女性の知性の高さが結婚に有利だという証拠はほとんどない、4男は写真で女は履歴で相手を選ぶ等々、最近の強い女性に怒られそうなことが多々書かれている(因みに、著者は女性)。
「肉体的美と同様に情愛の美にも眼を向けよう」といった内容の良心的な言葉を最後に引用してしめくくっているが、焼け石に水。苦しい。
しめくくりはともかく知的好奇心を満たすにはじゅうぶんの煮詰められた内容で、その説得力は圧倒的ですらある。これを読んでなお「人間は顔じゃない」と言えたらたいしたものだ。
似たようなジャンルの本に蔵氏の「遺伝子は美人を選ぶ」、バスの「男と女のだましあい」などがあるので併読を勧めるが、両書とも本書ほどの完成度はない。
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