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なぜ日本経済はうまくいかないのか (新潮選書)
 
 

なぜ日本経済はうまくいかないのか (新潮選書) [単行本]

原田 泰
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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なぜ日本経済はうまくいかないのか (新潮選書) + 新潮選書 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学
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商品の説明

内容紹介

これまでの解決策は「不確実な事実」と「誤った思考」に基づいている! バラマキは本当に悪い政策か? 子ども手当よりも問題なのは、年金、つまり「老人手当」ではないのか? なぜ財政政策と金融緩和を併用すべきなのか? 消費税を60%にしないと現在の社会保障制度は維持できない!――経済成長のため、政府と政治家に何ができるかを示し、民間のインセンティブが高まる構造を明らかにする。

内容(「BOOK」データベースより)

バラマキ政策は本当に悪い政策か?子ども手当よりも問題なのは、年金、つまり「老人手当」ではないのか?なぜ財政政策と金融緩和を併用すべきなのか?消費税を60%にしないと社会保障制度は維持できない。経済成長のため、政府と政治家に何ができるかを示し、民間のインセンティブが高まる構造を明らかにする。震災と危機から日本を救うための処方箋。

登録情報

  • 単行本: 271ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/5/25)
  • ISBN-10: 4106036770
  • ISBN-13: 978-4106036774
  • 発売日: 2011/5/25
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 本書は、週刊東洋経済などに掲載された文章を集めて、「第1章 経済政策を考える」「第2章 金融というやっかいなもの」「第3章 なぜ政治はうまくできないのか」「第4章 政府は何をしているのか」「第5章 歴史から学ぶ」「第6章 土地の経済学」の6章に分類・整理して納めた本です。
 それぞれの記述はなかなかユニークな視点も含まれ、興味深い記述も随所にみられます。
 しかし、雑誌等に掲載された文章を集めた本なので、「1冊を通して整合性のある経済政策提言」というタイプの本ではなく、どちらかというと「個々に発表された、経済・政治・歴史ネタのエッセイ」と思って読んだ方がピッタリきます。
 日中戦争や太平洋戦争当時の軍部や満州の話など、現在の日本経済とはあまり関係しない記述も出てきます。

 内容的には、たとえば、第1章では、いきなり「バラマキは悪くない」から始まり、この主張があちこちに出てきます。一見意外な論調のような感じがしますが、言わんとするところは「能力に欠ける役人が恣意的な政策にカネを使うより、民間や個人にそのままカネを渡して使い方を選ばせたほうがよりよい資源配分ができる」という、わりとよくある主張です。
 そして、「財政政策だけでなく、金融政策を使ってデフレ経済から抜け出すべき」ということが書かれていますが、これもよくある主張です。
 民主党の事業仕分けの委員に選ばれただけあって、「バラマキ」との批判が強い、子ども手当や農家の戸別所得補償制度に賛成するなど、民主党の政策に肯定的な主張が目だちます。
 
 なお、この著者の論旨展開は、(うまく表現できないのですが)ある種、独特のカラーがあり、人によっては違和感を感じるかもしれません。
 なので、内容を拾い読みしてから買うほうがいいかも知れません。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
2006年から最近までの主に東洋経済に掲載したエッセイを再構成したもの。
経済学者らしく、通説とは少し異なる議論を展開して、読者に必ずしもものの見方は一つではないという気付きを与えてくれる。

ユニークなものとしては、
民主党のいわゆるバラマキ3K批判に対して、もともと政府はバラマキを行うのが仕事。公共事業や土地改良事業などに比べれば、特定の利益団体へのバラマキではなく、広く薄く配ることになるのでむしろベターな政策だとする。

また、子供手当を批判するなら今の年金制度も、事実上負担よりも給付がはるかに多いのであるから「老人手当」と呼ぶべきであるとしている。
そして、制度を変えなければ2050年までに消費税は60%にもなってしまうと危惧する。

加えて、現在のデフレ脱却のためには財政政策だけではなく金融政策も重要とし、日銀による国債の買い上げも提言している。

一方、民主主義に関する考察は西欧の歴史も踏まえて深いものになっているし、「幸福追及の原理」とは金持ちになる権利と解釈しているところも経済学者らしい。

ただし、都市計画のあたりになるとルコルビジエの西欧礼賛といった印象があり、ついていけないところがある。

全体に独特の論を展開しており、ものの見方は一つではないと教えてくれる本ではあるが、皮肉を込めて言えば典型的な経済学者の本でもある。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
巷間言われているほど、役に立たない官僚に、恣意的な規制を作らせて再分配させるよりも、
バラマキによって自由人の創意工夫に任せ、正常な市場原理をはたらかせる方が、より望ましい結果を期待できる。
賛成出来るが、それならむしろ税金を極力減らす方が良いとも思ったが、国家の再分配機能は重要ということだろうか。
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