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なぜ日本の若者は自立できないのか
 
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なぜ日本の若者は自立できないのか [単行本]

岡田 尊司
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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なぜ日本の若者は自立できないのか + 愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)
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商品の説明

内容紹介

親殺しが大きなニュースにならなくなった日本。
増加し続ける思秋期外来の患者たち。
日本の若者はいつからこんなに自立できなくなったのか!?
最新の研究で明らかになったその元凶とは………

男女交際の仕方やラブレターを受け取ったときどうすべきかを、 学校で教えてくれる国がある。
大学進学より職業資格を重視する国もある。
日本のように長きにわたり英語・数学・国語・理科・社会の5教科だけを偏重し続ける国もある。
いったいどれが正解なのか?本書では詳細なレポートでそれを明らかにする。

また視覚空間型(スティーブ・ジョブズ型)、聴覚言語型(バラク・オバマ型)、 視覚言語型(ビル・ゲイツ型)などの人の特性をタイプ別に分類し、 それを知ることで人はもっと生きやすくなるということを、詳しく解説する。

つねに子どもの心の問題に立ち向かい続けている精神科医の、 最新にして衝撃的なリポートと提言。
2005年『脳内汚染』、2009年『アスペルガー症候群』などの ベストセラー作家・岡田尊司氏の話題作。

内容(「BOOK」データベースより)

男女交際の仕方や、ラブレターを受け取ったときどうすべきかを、学校で教えてくれる国がある。大学進学よりも職業資格を重視する国もある。そして日本のように長きにわたり英語・数学・国語・理科・社会の5教科だけを偏重し続ける国もある。こうした日本のやり方が、こんなにも若者の自立を妨げている―つねに子どもの心の問題に立ち向かい続けている精神科医の、最新にして衝撃的なリポートと提言。もう、いま日本の仕組みを変えなければ完全に手遅れになる。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 小学館 (2010/11/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093881618
  • ISBN-13: 978-4093881616
  • 発売日: 2010/11/30
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 自立できない若者の急増の背景に何があるのかを、教育という視点から探った興味深いレポート。成績優秀でも就職で失敗する若者、社会に出ることをあきらめ引きこもる大人、思春期外来には大人があふれ、学校は、不登校、いじめ、学力低下、校内暴力、非行といった問題で混乱している。この書は、こうした問題が、なぜ起きるのかを、一刀両断に説明してしまう。その答えは、一言でいえば、その子供の特性に合わない画一的な教育が行われ、自立のためのトレーニングがなされないからだということになる。
 子どもの特性で、この著者が重視するのは、情報処理のタイプである。人には、大きく三つの情報処理のタイプがあるという。「視覚空間型」「聴覚言語型け「視覚言語型」である。それぞれのタイプには、各々適した学習の方法があるが、これまでの教育は、それを無視しているという。オランダ、フィンランド、スイスなどの先進国では、そうした特性に配慮した教育が発達してきたことによって、子どもはスムーズに自立できるという。
 日本でそうした画一的な教育が維持されてきた理由として、著者は、東洋的な中央集権と官僚主義を指摘する。著者によれば、日本の中学教育は、三十年前にすでに破たんしている制度だという。読んでいるうちに、段々義憤がわいてくる。日本の子ごもは、かわいそうだという著者の意見に同感したくなる。
 バサバサと一刀両断してくれるので、読んでいて実に爽快であった。批判だけでなく、きちんとどうすべきを提起しているところが、またいい。やはり、今日の停滞の根源は、教育にあったということか。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 今の学校教育の方法が、本当に子どもの自立の助けになっているのか。優秀な大学を卒業しながら、なぜ就職につまずく人が後を絶たないのか。引きこもりの大人が百五十万人もいるのか。著者の疑問は多くの人が感じている疑問だろう。ことに子どもをもつ親には、切実な問題だ。著者が、教育のあり方にその原因を探ろうとしたことは、至極当然のことだと言えるだろう。その疑問に対して著者が出した答えは、これまでの教育論とも違う、新しい視点を提示するものである。著者によれば、特性の異なる子どもたちを、同列に語ること自体が間違いであり、子どの特性ごとに、適した教育の方法は異なるのだということである。著者は、情報処理のタイプという視点で、それぞれの子どもに適した学習の違いを論じていく。一言でいえば、視覚空間型の子や視覚言語型の子には、講義型の教育法は合わず、自分で手を動かした方がよく、自主学習や実習型の学習が適しているということになるのだろうか。
 どの子も同じ五教科の教育が必要なのかは、常々疑問に思うところであったが、その源を歴史的に探っていくと、その起源は、高等文官試験にあるという。納得がいくと同時に、腹立たしさを覚えた。勉強の苦手なタイプの子どもには、もっと実践的で応用的な内容を教えることが、自信や意欲を高め、将来の職業にもつながるというのは同感だし、そうした選択肢があってもいいのではないか。とくに昨今のように、誰もが大学に行けるわけではない状況で、中学や高校で、どれだけ実社会に出て通用する教育を受けられるかということは切実な問題となっている。大学を出て、また専門学校に行かせるような余裕がある家庭はまだいいが、高校を出すのもやっとという家庭も増えている。著者が言うように、中学高校での時間を、一人一人の子どもにとって、もっと役に立つものにすべきだというのは、当然の主張に思える。各国の教育の特徴を知ることは、日本の学校がどれくらい偏狭であるかを知るのに役に立った。職業教育に力を入れる国、自分で学ぶことを重視する国、グループ学習で社会性を学ばせる国、ディベートやエッセーなど自己主張や統合能力を重視する国など、それぞれ興味深い。子を持つ親だけでなく、教育の政策担当者に、是非読んでほしいと思う。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yuusyuu
お見受けしました。
日本の社会の問題点をよく理解された上で、教育の面から、どうすれば子供たちをより健康に自立させて育てていけるか、そしてひいては日本の社会をよりよいものにできるか、ということを書かれています。
「境界性パーソナリティ障害」(幻冬舎)を読んだときにも思ったのですが、当事者のことをとてもよく理解された上で、どうすればそういう人たちのもっている(凡人にない)才能を花開かせることができるか、ということに傾注されている先生のように思いました。
不登校・LD・ADHD・アスペルガー症候といった子供さんをお持ちの親の方に一読をお勧めします。
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