原稿を書き上げてから最近まで、本書で考えたことと関連する言葉とであいました。いくつかをここにあげさせていただきます。
「マーケティング・コンサルタントや新聞記者が新しい現象をつかまえて論評していることというのは、間違いやウソが多いんです。でも多くの人はそれに惑わされる。特にマーケットの予測なんてほとんど外れてますよ。大体、五分先の株価や為替動向が読めないのに、何で一年後の予測が出来るんだと言いたい。だから私は現象の把握はあくまで事実に基づいて行おうと心掛けています。」(吉野家 安部修仁社長、畑村洋太郎『決定学の法則』より)
「データは過去についてしか存在しない。だから私が最近考えているのは、ケーススタディではもっと未来にも応用できるものの見方やセオリーを教えると同時に、その限界も議論しなくてはならないということだ。」(C.クリステンセン Harvard Business School教授、Academy of Management 2007/8/6)
「二十年以上碁を打ってきて、こんなことに気がつかないなんてどうかしていた。勝つためには自分の打った手を信じきる、ひたすら信じきるしかないんじゃないかと思う。当たり前のことなんだけれど、これが意外にできないといつも感じるんです。それもトップの人たちとやるときには特に。打った手が信じられなくなると、相手の手を信用するようになってしまう。」(依田紀基十段、島朗『純粋なるもの』より)
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