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なぜ政府は動けないのか: アメリカの失敗と次世代型政府の構想
 
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なぜ政府は動けないのか: アメリカの失敗と次世代型政府の構想 [単行本]

ドナルド・ケトル , 稲継 裕昭
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,045 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

解決策はここにある!
ハリケーン・カトリーナの災害にうまく対応できなかったアメリカ。硬直的な政府をどう改革すべきか? 日本はそこから何を学べるか?

問題はますます複雑になっている。だけど、政府はうまく対応できているように見えない。ルーティン型の問題対応を脱し、ネットワークをいかした活用型政府をつくりあげ、優れたリーダーシップを育てるべきだ! 震災後の日本と重なる、アメリカ政府の機能不全と成功への処方箋。

おもな目次
監訳者はしがき
はしがき
第1章 ミルドレッドとハリケーン・カトリーナ
第2章 ネットワーク化した政府の直面する課題
第3章 責任のとれない政府
第4章 問題の定型度に応じた対処法
第5章 プレートの動く国
第6章 ロケット科学の秘密
第7章 次世代のアメリカ政府
付 章 次世代のアメリカ政府のためのアクションプラン

内容(「BOOK」データベースより)

ハリケーン・カトリーナの災害にうまく対応できなかったアメリカ。硬直的な政府をどう改革すべきか?日本はそこから何を学べるか?次世代の政府に必要な5つの要素。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 勁草書房 (2011/10/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 432635156X
  • ISBN-13: 978-4326351565
  • 発売日: 2011/10/17
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 「非効率な組織に対する処方箋として採用されてきた民営化
やアウトソーシングが、逆に問題に対する対応力を失わせて
いる」との指摘は頷けるものであり、アメリカにおける豊富
な実例(社会保障制度やハリケーンカトリーナ)とともに説
得力のある分析が行政組織全体に対してなされている。

 これはアメリカに限ったことではなく同様の政策を取ってき
た日本にも言えることである。アウトソーシングすることによ
って委託する政府が分析力やコントロール力を失っていく事態
は福島原子力発電所事故によって明らかになった我が国の原子
力政策にも言えることである。

 上記のような事態に対処するために著者が提唱する7つのリ
ーダーシップ論は抽象的であるが故に様々な組織に対応する有
益な考え方である。既存組織と発生する問題のミスマッチその
ものに問題拡大の原因があるとするならば、一般的な原則に
基づいて詳細なリスク分析と対応シナリオを練ることしかでき
ず、対応シナリオを作成することができるのも当事者自身しか
いないのかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 藤崎健一 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 アメリカの社会福祉システムの一つであるメディケイド・メディケアと、2005年8月にミューオリンズと
その周辺を沈めたハリケーン「カトリーナ」の事例(前者は成功例、後者は失敗例)を主軸に、何でも
かんでもアウトソーシング(外部委託)しまくったアメリカの行政機構の実情をまとめた一冊。

 その結論が表題と言っても過言ではないでしょう。

 著者の論を借りれば、ルーチンワークをこなす仕組み(これを自動販売機型サービスと呼称)は
今でもそれなりに有効であると。ただ、カトリーナの様な非常時には全く役に立たないと。それを
打開するためには、現場に大胆な権限委譲をするのが第一と説いています(他にも6つ挙げています)。

 何故か?

 アメリカの各種公的サービスは、民間の実働部隊がいないと回らない仕組みになっています。

 湾岸戦争やイラク戦争で明らかになったように、軍事もアウトソーシングしてのです。
その結果は…サービスの提供者である国(地方の出先機関含む)と、サービスの受給者が一度も顔を
合わせないまま、物事が進捗してしまうという世界になっていたのです。

 また、国の政策を実行する民間の実働部隊は(営利・非営利問わず)多数存在します。それを国が
仕切るのは困難ということで、所謂元請けが多くの民間団体を仕切り、国は元請けとしか話をしないの
です。

 つまりサービスの提供者である国は、何か不具合があっても、己で対処出来ないのです。
全てが元請け頼みになっています。

 このブラックボックス化した仕組みを解決する策についても−現場への権限移譲と併せて−述べています。

 あくまでもアメリカの話です。でも、我が国の行政府にも当てはまるところは多数有ります。
同じ轍を踏まない為にはどうすべきか?の事例・提言集として一読する価値有りでしょう。
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By tono
形式:単行本
ハリケーンカトリーナの際に機能しなかったアメリカ政府をいかに立て直していくか、そのためにはNASAの方法論を採用し、かつ説明責任のシステムを機能させていく、という論。
ただし処方箋がやや抽象的に過ぎ、また論点も議会の問題なのか行政府の問題なのか、散漫になってしまった感がある。具体例として挙げられているカトリーナの際の沿岸警備隊長をFEMA長官に据えることで乗り切ったケースにしても、他人の失敗を見た後ほどやりやすいポストは無い。政府が機能していない事例集としては相応の価値あり。
それからこれは訳の問題かもしれないが、説明責任は恐らくaccountabilityの訳と思われるが、ここでは「透明性の高い責任」のシステムくらいに訳しておいた方が分かりやすかった気がする。
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