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なぜ戦争観は衝突するか―日本とアメリカ (岩波現代文庫)
 
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なぜ戦争観は衝突するか―日本とアメリカ (岩波現代文庫) [文庫]

油井 大三郎
5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

パール・ハーバーと広島、長崎。戦後六〇年を経過しても過去の戦争の記憶が両国で大きく隔たるのはなぜか。戦争観とは戦争のいかなる記憶によって形成されてきたのか。ナショナリズムの特質、戦後の幾多の戦争に対する反応の差にも着目し、記憶研究の最新の到達点も踏まえて省察したユニークな日米比較。『日本・戦争観の相剋』を大幅に改訂し、新稿を加えた決定版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

油井 大三郎
1945年生まれ。東京女子大学教授。東京大学名誉教授。専攻=歴史学(アメリカ現代史・世界現代史)。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。明治大学講師、一橋大学・東京大学教授を経て、2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 370ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/4/17)
  • ISBN-10: 4006001746
  • ISBN-13: 978-4006001742
  • 発売日: 2007/4/17
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
1995年の出版された『日米戦争観の相剋―摩擦の深層心理』の増補版。

2001年9月11日の同時多発テロと、それに続く「対テロ戦争」に対する日米の受け止め方の違いを考察の範囲に加え、両国の戦争観の違いを示している。

そもそも1995年に出版された本は、アメリカのエノラ・ゲイ論争と、

日本の不戦決議論争や平和祈念館論争における第二次世界大戦観の溝に着目した。

そして、その第二次世界大戦観の溝が、朝鮮戦争やベトナム戦争、湾岸戦争などの受け止め方の差とリンクしている、という考え方をしている。

だが、「過去の記憶は、その時点で冷凍保存されるものではなく…変形してゆく面にも注意しなければならない」

と序論で述べているが、「よい戦争」(アメリカ)・「戦争はもうこりごり」(日本)といった記憶が、

「変形してゆく」過程については注意が払われていないように思える。

特に、積み重ねられ続ける歴史研究が「記憶」に組み込まれていき、

ゆるやかに「記憶」が変形していく過程について意識が払われていないのが残念である。

また、記憶がどのように「形成」されるのか、ということに関しても、分析がない。

むしろ「戦争はもうこりごり」という「記憶」は、メディアによって繰り返し流布されることによって、

特に世代を超えて、定着してゆくのではないだろうか?

つまり、記憶の「継承」のされ方にも、意識が払われていないのである。

戦争の記憶が「ナショナルな壁」に取り囲まれる傾向があるという指摘は興味深い。

だからこそ、何かの出来事をきっかけとして、お互いの戦争観が相剋するのだろう。

無論それは日米だけの事例ではない。

しかし「ナショナルな壁」は「越えなければならない」のだろうか?

本書を読む限りでは、その答えを出すことに、私は留保を示さざるをえない。

実は主題がいくつかあるから、読んでちゃんと咀嚼するのは、ちょっと骨の折れる作業かも。
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形式:文庫
結局何が言いたいのかわからない。
本の中身は表題と関係のない論題へ次々と飛んでゆくので、著者がこの本を通して何を本当にいいたいのか非常にあやふや。
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