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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
確かに来ないね?宇宙人,
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レビュー対象商品: なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書) (新書)
さまざまなオカルトや怪奇現象についての意見をまとめたコラム集。雑誌の連載が元になっている。著者はオカルト嫌いではなく、「懐疑派」だという。宇宙人、UFO、ミステリーサークル、ナスカの地上絵、モアイ像、スプーン曲げ、念写、マイナスイオン、雨男・雨女、ピラミッドパワー、魔女、タロット、風水、こっくりさん、血液型占い、水晶球、六曜(大安や仏滅とかいうお日柄)、姓名判断、お札、藁人形、仏像、墓、戒名、数字による吉兆、開運印鑑、パワーストーン、火の玉、開運グッズ、心霊写真、他。いろいろな教養を披露しながら突っ込みを入れて紹介していて、なかなか面白い。また、それぞれイラストが入っていて、それが笑える。 特に科学を駆使して、というような内容ではない。だが、そんなレベルの議論すら必要とせずとも冷静に考えればおかしいでしょうこれは、といえる怪しげなものが世の中に氾濫しているのだということに気付かされる。それに、若いときの著者のみならず、これらのことを子供のころから全く信じないで無視し続けて生きてきたという人は極めて少数派だろう。それだけ人間というのは、こういうものを信じてしまうような心理的バイアスがかかりやすい存在だといえる。そして、そのような人の心の隙間や悩みを利用して巧みにお金儲けをしている連中が世の中にはなんと多いことだろうか。 オカルトを通じて、人間の弱さやそれにつけ込もうとする人たちの存在も見えてくる。一見軽いタッチの内容ではあるけれど、なかなか深いテーマを含んでいるように思う。
36 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
オカルト批判の専門書ではなく、それを題材にしたコラム,
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レビュー対象商品: なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書) (新書)
松尾貴史氏といえば、TVタックルなどの番組でオカルトやUFOなどに対し
懐疑的な意見を鋭く突きつける姿が印象に強く残っている方が多いと思う。 そのため、彼のことを「ガチガチのオカルト否定派」だと信じ、 そんな著者が書いたこの本も、さぞや理論的にオカルトを完全否定して くれるのだろうと期待してる人も多いのではないかと思う。 そんな、本書に詳しい科学的な解説を期待している方がいるのならば 過度な期待は持たない方がいいだろう。 本書は「否定派」ではなく「懐疑派」だと宣言する松尾氏による「コラム」である。 もちろん、結果的に今あるオカルト的要素に関しては全てウソであり 存在しないという否定的な結論に至ってはいるが、それは 「無いに決まってるんだから無い」という思考停止でもなければ 「完全無欠なる科学的知識を持ち合わせたことによる完全否定」でもない。 超科学的な力を持ち出すまでもなく、常識の範疇で説明できてしまうではないか、 というスタンスなのだ。 松尾氏が「懐疑派」という位置に身を置く理由としては、オカルトを完全に 信じている人と、一切信じていない人の間にある溝は永遠に埋まる事が無い、 不毛な議論にしかならないという思いがあるのではないかと思う。なので、 ガチガチに否定するよりは、その事について自分の意見を松尾氏ならではの 感性で面白おかしく言葉や文字にしたほうが、より多くの人が楽しめるだろう という、エンターテイナーとしての優れた一面が本書からは見えてくる。 オカルト否定を楽しむと言うよりも、松尾氏ならではの理屈っぽく皮肉 たっぷりの表現を楽しむためにあると言える一冊。テレビでのあの感じが 好きになれない人には当然おすすめできない。 ちなみに私は、大好きである。
26 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
怪しい謎・現象・商売の胡散臭さを論じ、笑えてためになる本,
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レビュー対象商品: なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書) (新書)
PHP新書が超常現象入門の本を出すとは意外なので思わず購入したが、宇宙人・UFOの存在やアポロは月に行っていない?といった古典的な壮大な謎から、近所の猫よけ用(?)の水を入れたPETボトルまで、採り上げた胡散臭い謎・現象・占い・グッズの多さに驚く。U.M.A.やキャトル・ミューティレーション等の言葉を初めて知ったし、理系出身者でありながらマイナス・イオンのことを漠然と陰イオンと同視していた誤りに気づかせてくれる。現在の胡散臭いもの百科として本書は重宝だ。
著者は超常現象を科学で説明して、ないことを論証するのではなく、頂常現象の存在を主張する側に立証責任があり、どの現象についても信奉者は立証責任をはたしていない、という裁判員のようなスタンスをする。たしかに「ないこと」を証明するのは困難で、「ある」と言い張る方が「ある」ことを一例でも示すのが合理的。そのような立場から常識の範囲で考えても「ある」と考えるのはおかしい世の中の超常現象を「愛情をもって」斬る。例えば晴れ男と雨女が一緒にいたら天気はどうなる?とレッテル貼りを難じ、同姓同名の人は同じ運命か?と姓名判断に疑問を呈する。そのような論理が面白い。そして病気で判断能力の低下している人にあやしい物を売りつけることが、科学的な治療を受ける機会を奪うことを心配する。著者の態度は全く正しい。 結構中身の濃い本だが、気楽に読めるし、各章の扉には著者が超常現象を揶揄する写真つき、各コラムにはしりあがり寿氏の脱力してしまうが急所をついたイラストつきで楽しい。
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