著者弁護士の強い主張に基づいた本であることはわかって買いましたが、もう少し読みやすく編集されていると思っていました。短所を挙げると、著者弁護士の強い思いや、少年との信頼関係等を強調したいのはわかるのですが、「自分はこう思った」「自分はこう感じた」と、自分の行動と感想ばかりを脈絡なく書いてあるという印象を受けました。著者の思いにもともと共感の強い読者ならば、読んでいてもわかりやすいかもしてませんが、この事件について擁護派でもない、厳罰派でもない、ただ事実を知りたい読者にとっては、時系列に沿った客観性があまりなく、また何を言っているかわかりずらい箇所もありました。もう少し編集の段階で、第三者的な視点で見て、読みやすい本に仕上げてほしかったです。この本を上梓した著者弁護士の思いは大きいと思いますし、題材が興味を引くだけに、文章構成がいまいちなのは大変惜しいと思います。