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なぜ人は市場に踊らされるのか?
 
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なぜ人は市場に踊らされるのか? [単行本(ソフトカバー)]

竹中 正治
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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なぜ人は市場に踊らされるのか? + ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)
合計価格: ¥ 2,289

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商品の説明

内容紹介

不可解な経済・金融現象を読み解くには何が必要か? 元ディーラーのエコノミストが、自身のビジネス体験と経済学の知見を交差させながら、市場の変動に翻弄されないための知恵や洞察力をエッセイ風に紹介する。

内容(「BOOK」データベースより)

不可解な経済・金融現象を読み解く!なぜマネーゲームは暴走するのか?元外為チーフディーラーでエコノミストの著者が、自身の体験と経済学の知見を交差させながら、市場の変動に翻弄されないための知恵を紹介。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 256ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/2/25)
  • ISBN-10: 4532354099
  • ISBN-13: 978-4532354091
  • 発売日: 2010/2/25
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
著者の「ラーメン屋vs.マクドナルド、エコノミストの読み解く日米の深層」が面白かったので本書も読んでみた。

資産価格のバブルや金融危機が起こるメカニズム、金融・財政政策による不況対策の効果と限界などが、経済学の基礎的な概念をベースにしながらも筆者オリジナルの視点で展開している。平明な論理とデータに基づきながら、目からウロコが落ちる結論に導いて行く面白さは「ラーメンvs.マック」と同様だ。

私が一番興味深かったのは、3章の「アリの集合的知性と人間の集合的愚性?」だ。市場の機能、問題解決能力と、アリ(蟻)が集合的に発揮している問題解決能力(具体的にはエサの発見と巣への運搬)との類似性を紹介している。それ自体は他の研究者の指摘だが、著者はその「アリモデル」に資産価格と私的所有権という要素を加えることで、市場の集合的知性がバブルとその崩壊ももたらす「集合的愚性」に転じる仕組みを鮮やかに描いてみせる。

著者のメッセージを一言で表現するなら、バブルとその崩壊に翻弄されない知的体力、健全な懐疑精神を身につけよう、ということだろうか。

各章の見出しは以下の通り。
序章 地下鉄の通路のバイオリン弾き
1章 マネー資本主義批判という誤解、金融投資立国論という幻想
2章 なぜ人は市場に踊らされるのか?
3章 アリの集合的知性と人間の集合的愚性?
4章 ベビーシッター組合と景気対策
5章 日本人はなぜアメリカ経済の本質を見誤るのか?
6章 バランスシートがわかれば世界がわかる
終章「みなさん、そうされていますよ」という呪縛から目を覚まそう
 
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 竹中教授は、理解が難しい金融・経済の論点をユーモアを交えて説明されます。
今までの経済理論書では、判然としなかった点が氷解する気分は愉快です。 また、
教授は、長らく実務界で御活躍されて来られましたので、実務を踏まえた解説が秀
逸です。
 本書で親切なのは、より深く金融・経済を学ぼうとする者に参考文献を示しなが
ら方向を示されておられるところです。 更に、巻末の文献リストでは、英文のも
のには、原題と邦訳の両者を挙げておられます。 
 金融・経済を学ぶための体系的理論書への入門書としても相応しい良書が小冊子
で入手出来るのですから御得です。 一例を挙げますと、現在、世界中で問題にな
っています「ソブリンリスク」を論じられた「世界中で急膨張する政府債務残高の
つけは?」と題された章です。 投資家向きの指南(?)もあり読ませます。 少
し欲張りすぎの感もある著書です。 もっと頁数を増やして本格的な装丁で発行し
て欲しいです。 尤も、教授のブログでは、この本の「補足」(?)的な御投稿も
拝見出来ますので、本書で物足りない方は、そちらも御参考に。  
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FM510
形式:単行本(ソフトカバー)
これは、大学で経済・金融を学んでいる(これから学ぶ)学生に是非とも読んでもらいたい。おそらく、この本を読み終わった時には、自然と経済学及びファイナンス理論の基礎を身につけていると思う。ユニークな語り口で展開する一方で、豊富なデータと分析に基づいた説得力に魅せられ、同僚や友人にも薦めたいと思った。

例えば興味深かかったのは、金融・投資ビジネスの収益は実体経済が生み出す付加価値に依存しているのであって、その逆ではなく、「マネー資本主義」は原理的に成り立たないとして、巷に蔓延る「マネー資本主義に依存したアメリカ経済の凋落!?」と言った先入観に待ったをかける。

また、金融工学が高度に発展し、リスク計測・評価手法が洗練されたはずの欧米の金融・投資機関が、なぜ過大なリスクと莫大な損失を抱える結果になったのかという疑問について、「チキン・ゲーム(レース)」になぞらえて、独自の視点で答えている。雇われプロ(業者)は、毎期のパフォーマンスをライバル達と競いながら稼ぎ続けなければいけない(言い換えると降りることが出来ない)・・。ファンド投資運用を仕事とする小生には、これは痛いほど理解出来る。

なぜ人は市場に踊らされるのか? 踊らされないための理論武装、考える力を身につけることの大切さを教えられる。
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